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★ おほのうらの そのながはまに よするなみ
ゆたけくきみを おもふこのころ
★ 大の浦の 長浜に寄せる波のように
ゆったりと きみをおもうこのころである
巻８－１６１５ 聖武天皇
ゆたけくきみを おもふこのころ
★ 大の浦の 長浜に寄せる波のように
ゆったりと きみをおもうこのころである
巻８－１６１５ 聖武天皇
[0回]
★ ながつきの そのはつかりの たよりにも
おもふこころは きこえこぬかも
★ 九月に渡って来る、秋初めての雁の飛来
のように、私が思う心が、聞こえてほしい
巻８－１６１４ 遠江守桜井王
（とほたふみのかみさくらゐのおほきみ）の
天皇（すめらみこと）に奉れる歌一首
おもふこころは きこえこぬかも
★ 九月に渡って来る、秋初めての雁の飛来
のように、私が思う心が、聞こえてほしい
巻８－１６１４ 遠江守桜井王
（とほたふみのかみさくらゐのおほきみ）の
天皇（すめらみこと）に奉れる歌一首
[0回]
★ あきののの あさゆくしかの あともなく
おもひしきみに あへるこよひか
★ 秋の野原を、朝行く鹿があてどもなきように
想いを寄せるあなたに逢えた今夜です。
巻８－１６１３ 賀茂女王？
（かものおほきみ）
椋橋部女王（くらはしべのおほきみ）、笠縫女王（かさひのおほきみ）とも
言われている。
おもひしきみに あへるこよひか
★ 秋の野原を、朝行く鹿があてどもなきように
想いを寄せるあなたに逢えた今夜です。
巻８－１６１３ 賀茂女王？
（かものおほきみ）
椋橋部女王（くらはしべのおほきみ）、笠縫女王（かさひのおほきみ）とも
言われている。
[0回]
★ かむさぶと いなにはあらず あきくさの
むすびしひもを とくはかなしも
★ 年老いて神に近い存在になったといって、
あなたを拒絶するわけではないけれど・・・・
秋草のように衰えた身の、結んだ紐を解くのは
悲しい事だ・・・・
巻８－１６１２ 石川賀係女郎
（いしかはのいらつめ）
むすびしひもを とくはかなしも
★ 年老いて神に近い存在になったといって、
あなたを拒絶するわけではないけれど・・・・
秋草のように衰えた身の、結んだ紐を解くのは
悲しい事だ・・・・
巻８－１６１２ 石川賀係女郎
（いしかはのいらつめ）
[2回]
★ あしひきの やましたとよめ なくしかの
ことともしかも あがこころつま
★ あしひきの 山の麓で鳴き声を響かせて
いる鹿の声が羨ましい・・・・そのような、
言葉が聞きたい・・・・心密かに思う
夫（つま）よ・・・・
巻８－１６１１ 笠縫女王（かさひのおほきみ）
六人部王（むとべのおほきみ）の女（むすめ）。母を
田形皇女（たがたのひめみこ）と曰へり
心夫（こころつま）→万葉集には他に例がない使い方
ことともしかも あがこころつま
★ あしひきの 山の麓で鳴き声を響かせて
いる鹿の声が羨ましい・・・・そのような、
言葉が聞きたい・・・・心密かに思う
夫（つま）よ・・・・
巻８－１６１１ 笠縫女王（かさひのおほきみ）
六人部王（むとべのおほきみ）の女（むすめ）。母を
田形皇女（たがたのひめみこ）と曰へり
心夫（こころつま）→万葉集には他に例がない使い方
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