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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ このころの あかときつゆに     

   わがやとの はぎのしたばは いろづきにけり


★ この日頃の 明け方の露で、我が家の萩の下葉は    

    すっかり色づいたことです。


    巻10-2182

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★ かりがねの さむきあさけの つゆならし   

 かすがのやまを もみたすものは

★ 雁が鳴く声も寒々しく、朝明けの露が降りているらしい。  

 春日の山の黄葉をさせるものは・・・       巻10-2181

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★ ながつきの しぐれのあめに ぬれとほり         

かすがのやまは いろづきにけり

★ 晩秋九月の時雨にすっかり、濡れそぼって   

春日山は、黄葉していたことです。     

巻10-2180

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★ あさつゆに にほひそめたる

    あきやまに しぐれなふりそ ありわたるがね


★ 朝露によって、色づき始めた秋山に、時雨よ

  降るな。このままでずっとあり続けるように・・

    巻10-2179  柿本人麻呂歌集より 黄葉を詠める

な・・・・そ→禁止

あり渡る→その状態でずっとあり続けること


万葉集の中で私が好きな言葉の一つは

「にほふ」と言う言葉である。

「にほふ」のは、現代の「におう」の意味ではない。

色づく、とか色に染まるなど、発色の意味を表す。

とても、ステキな言葉だと思う。

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★ つまごもる やののかむやま つゆしもに

      にほひそめたり ちらまくをしも


★ 妻とともにこもる山である、矢野の神山が

   露霜によって、色づき始めた。

   散って行くのが、惜しいことです。

     巻10-2178  柿本人麻呂歌集より 黄葉を詠める

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