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★ あきののの おばながうれに なくもずの
こへききけむか かたきくわぎも
★ 秋の野の、ススキの穂の先で鳴く
もずの声を聞いているだろうか・・・
しきりに耳を傾けているであろう吾妹よ
巻10－2167 鳥を詠める
こへききけむか かたきくわぎも
★ 秋の野の、ススキの穂の先で鳴く
もずの声を聞いているだろうか・・・
しきりに耳を傾けているであろう吾妹よ
巻10－2167 鳥を詠める
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★ いもがてを とろしのいけの なみのまゆ
とりがねけになく あきすぎぬらし
★ 妻の手を取り、取石の池の波の間を通って
鳥の声がいつもとは違って聞こえてくる。
（鳥も）秋が過ぎ行くのを感じたようである
巻10－2166 鳥を詠める
とりがねけになく あきすぎぬらし
★ 妻の手を取り、取石の池の波の間を通って
鳥の声がいつもとは違って聞こえてくる。
（鳥も）秋が過ぎ行くのを感じたようである
巻10－2166 鳥を詠める
[0回]
★ かみつせに かはづつまよぶ
ゆふされば ころもでさむみ つままかむとか
★ 川の上流で、かはづが、妻を呼んで鳴いている。
夕方になると、衣の袖が寒いので、妻の手を枕に
しようとしてだろうか・・・
巻10－2165 河蝦を詠める
ゆふされば ころもでさむみ つままかむとか
★ 川の上流で、かはづが、妻を呼んで鳴いている。
夕方になると、衣の袖が寒いので、妻の手を枕に
しようとしてだろうか・・・
巻10－2165 河蝦を詠める
[0回]
★ せをはやみ おちたぎちたる しらなみに
かはづなくなり あさよひごとに
★ 川の流れが速いので、ほとばしるような
白波に、かわづが鳴いている。朝夕ごとに・・
巻10－2164 河蝦を詠める
かはづなくなり あさよひごとに
★ 川の流れが速いので、ほとばしるような
白波に、かわづが鳴いている。朝夕ごとに・・
巻10－2164 河蝦を詠める
[0回]
★ くさまくら たびにものもひ
わがきけば ゆふかたまけて なくかはづかも
★ 草を枕の旅に物を思いつつ聞いていると、夕べの訪れを
待っているかのように鳴くかわづよ。
巻10－2162 河蝦を詠める
わがきけば ゆふかたまけて なくかはづかも
★ 草を枕の旅に物を思いつつ聞いていると、夕べの訪れを
待っているかのように鳴くかわづよ。
巻10－2162 河蝦を詠める
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