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★ いちしろく しぐれのあめは ふらなくに
おおきのやまは いろづきにけり
★ あきらかに時雨の雨が降ったというわけでもないのに
大城の山は色づき始めたことです。
巻10－2197
大城と謂へるは、筑前国御笠郡の大野山の頂にあり。
号（なづ）けて大城といへり
・現在の福岡県筑紫野市・大宰府市・大野城市
・大城山→大宰府背後の山
おおきのやまは いろづきにけり
★ あきらかに時雨の雨が降ったというわけでもないのに
大城の山は色づき始めたことです。
巻10－2197
大城と謂へるは、筑前国御笠郡の大野山の頂にあり。
号（なづ）けて大城といへり
・現在の福岡県筑紫野市・大宰府市・大野城市
・大城山→大宰府背後の山
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★ しぐれのあめ まなくしふれば
まきのはも あらそひかねて いろづきにけり
★ 時雨が絶え間なく降るので、真木の葉でさえも
耐え切れずに色づいたことです。
巻10－2196
真木→ま「接頭語 完全を意味する」 → 完全な木→立派な木
まきのはも あらそひかねて いろづきにけり
★ 時雨が絶え間なく降るので、真木の葉でさえも
耐え切れずに色づいたことです。
巻10－2196
真木→ま「接頭語 完全を意味する」 → 完全な木→立派な木
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★ かりがねの こゑきくなへに
あすよりは かすがのやまは もみそそめなむ
★ 雁の声を聞くと同時に、明日からは春日の山が
色づき始めるだろう。
巻10－2195
～なへに→～と同時に、~と共に
あすよりは かすがのやまは もみそそめなむ
★ 雁の声を聞くと同時に、明日からは春日の山が
色づき始めるだろう。
巻10－2195
～なへに→～と同時に、~と共に
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★ かりがねの きなきしなへに
からころも たつたのやまは もみそそめたり
★ 雁がやって来て鳴くと同時に、韓国の衣服を裁ち縫う・・・
龍田の山は色づきはじめた。
巻10－2194
裁ち縫う（たちぬう）→龍田（たつた） 音で重ねている
からころも たつたのやまは もみそそめたり
★ 雁がやって来て鳴くと同時に、韓国の衣服を裁ち縫う・・・
龍田の山は色づきはじめた。
巻10－2194
裁ち縫う（たちぬう）→龍田（たつた） 音で重ねている
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★ あきかぜの ひにけにふけば
みづくきの をかのこのはも いろづきにけり
★ 秋風が日一日と吹いてくるので、水茎のように
みずみずしい岡の木の葉もすっかり色づいたことです。
巻10－2193
みづくきの をかのこのはも いろづきにけり
★ 秋風が日一日と吹いてくるので、水茎のように
みずみずしい岡の木の葉もすっかり色づいたことです。
巻10－2193
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