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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ わがそでに あられたばしる まきかくし

   けたずてあらむ いもがみむため

★ 私の袖に霰が勢いよく飛び散る。袖で

  巻いて隠して、消さないでおこう。

  妻がみるために

 巻10-2312  柿本人麻呂歌集

たばしる→激しく飛び散るの意

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★ かりがねを ききつるなへに

   たかまとの ののへのくさそ いろづきにける

★ 雁の声を聞くに連れて思えば高松の野のほとりの草は

  一面に黄葉していたことです。

  巻10-2191    黄葉を詠める

 なへに→~と同時に、~とともに

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★ つゆしもの さむきゆふべの あきかぜに

   もみちにけりも つまなしのきは

★ 露霜が寒々と感じられる夕方の秋風によって

  すっかり黄葉してしまったことです。妻と成す

  梨の木は

 巻10-2189     黄葉を詠める

もみちにけりも→黄葉するの意の動詞

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★ もみちばの にほひはしげし 

    しかれども つまなしのきを たをりかざさむ

★ 黄葉は多くの木々を色とりどりに彩っている

  けれど私は、妻と成す梨の木を手折って髪に挿そう

   巻10-2188     黄葉を詠める

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★ いもがそで まききのやまの
   
   あさつゆに にほふもみぢの ちらまくをしも

★ 妻の袖を枕とする巻木の山の、朝露に色づいた

  黄葉の散るのが惜しいことです。

    巻10-2187   黄葉を詠める

  妹が袖→枕詞→妻の袖を枕とする意

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