忍者ブログ
万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
[700]  [701]  [702]  [703]  [704]  [705]  [706]  [707]  [708]  [709]  [710
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

PR
★ かりがねの さむきあさけの つゆならし

    かすがのやまを もみたすものは

★ 雁の鳴き声も寒々と聞こえる夜明けの露で

  あるようだ。春日の山を黄葉させるものは。

    巻10-2181  黄葉を詠める

万葉集では紅葉と書かず、黄葉と書きます。

拍手[0回]

★ ながつきの しぐれのあめに ぬれとほり

   かすがのやまは いろづきにけり

★ 九月の時雨の雨にすっかり、濡れ通って

  春日の山は黄葉してしまったことです。

巻10-2180  黄葉を詠める

拍手[9回]

★ あさつゆに にほひそめたる あきやまに

  しぐれなふりそ ありわたるがね

★ 朝露によって 色取られ始めた秋山に

  時雨よ降らないで。このまま、ありつづけるように

   巻10-2179    柿本人麻呂歌集

 にほひ→色取り

 な~そ→禁止

 あり渡る→状態がずっと継続する

 がね→願望

拍手[0回]

★ つまごもる やののかみやま つゆしもに

  にほひそめたり ちらまくをしも

★ 妻とともに隠る屋ー矢野の神山は露霜に色づき始めました。
  
  散るのが惜しいことです。

  巻10-2178     黄葉を詠める

にほひそめたり→色どられること

拍手[0回]

★ はるはもえ なつはみどりに

   くれないの まだらにみゆる 秋の山かも

★ 春は若芽が萌え出し、夏は緑となり、そして

  紅葉を交えて美しく見える秋の山よ

   巻10-2177  山を詠める

拍手[0回]

カレンダー
06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
ブログ内検索
プロフィール
HN:
辻友子
性別:
女性
自己紹介:
万葉を歌う歌手、辻友子のブログ。くわしくはホームページを!
Copyright © 万葉歌手辻友子 All Rights Reserved.
Designed by 10p
Powered by Ninja Blog

忍者ブログ [PR]