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★ はなはだも ふらぬゆきゆゑ
こちたくも あまつみそらは くもりあひつつ
★ ひどくは降らない雪なのに、大仰に天の大空は
すっかり曇ってしまって・・・・
巻10－2322 雪を詠める
はなはだ→程度を酷く超えるの意
こちたくも→仰々しい
こちたくも あまつみそらは くもりあひつつ
★ ひどくは降らない雪なのに、大仰に天の大空は
すっかり曇ってしまって・・・・
巻10－2322 雪を詠める
はなはだ→程度を酷く超えるの意
こちたくも→仰々しい
[0回]
★ あわゆきは けふわなふりそ
しろたへの そでまきほさむ ひともあらなくに
★ 泡のようなぼたん雪は今日は降らないで。白栲の衣の袖を
枕にして、乾かしてくれる人もいないのに
巻10－2321 雪を詠める
「な～そ」→ 禁止の意
しろたへの そでまきほさむ ひともあらなくに
★ 泡のようなぼたん雪は今日は降らないで。白栲の衣の袖を
枕にして、乾かしてくれる人もいないのに
巻10－2321 雪を詠める
「な～そ」→ 禁止の意
[0回]
★ わがそでに ふりつるゆきも ながれゆきて
いもがたもとに いゆきふれぬか
★ 私の袖に降った雪も、流れて行って 妻の手先に行き触れてほしい
巻10－2320 雪を詠める
いもがたもとに いゆきふれぬか
★ 私の袖に降った雪も、流れて行って 妻の手先に行き触れてほしい
巻10－2320 雪を詠める
[0回]
★ ゆふされば ころもでさむし
たかまとの やまのきごとに ゆきそふりたる
★ 夕方になると袖も寒い。高円の山の木ごとに雪が降っています
巻10－2319 雪を詠める
たかまとの やまのきごとに ゆきそふりたる
★ 夕方になると袖も寒い。高円の山の木ごとに雪が降っています
巻10－2319 雪を詠める
[0回]
★ よをさむみ あさとをひらき でてみれば
にはもはだらに みゆきふりたり
★ 夜が寒いので、朝、と開き外に出てみると
庭もうっすらと み雪が降っていた
巻10－2318 雪を詠める
はだらに→うっすらと積もる状態の形容
にはもはだらに みゆきふりたり
★ 夜が寒いので、朝、と開き外に出てみると
庭もうっすらと み雪が降っていた
巻10－2318 雪を詠める
はだらに→うっすらと積もる状態の形容
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