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★ やたののの あさぢいろづく あらちやま
みねのあわゆき さむくふるらし
★ 八田の野の浅芽が黄葉しはじめた。あの有乳山は峰の沫雪が冷たく
降っているらしい。
巻10－2331 黄葉を詠める
浅芽→丈の低いチガヤ
みねのあわゆき さむくふるらし
★ 八田の野の浅芽が黄葉しはじめた。あの有乳山は峰の沫雪が冷たく
降っているらしい。
巻10－2331 黄葉を詠める
浅芽→丈の低いチガヤ
[0回]
★ いもがため ほつえのうめを たおるとは
しづえのつゆに ぬれにけるかも
★ 妻のために 上の枝の梅を手折ろうとして、
下の枝の露に濡れてしまいました
巻10－2330 露を詠める
しづえのつゆに ぬれにけるかも
★ 妻のために 上の枝の梅を手折ろうとして、
下の枝の露に濡れてしまいました
巻10－2330 露を詠める
[0回]
★ ゆきさむみ さきにはさかぬ うめのはな
よしこのころは かくてもあるがね
★ 雪が寒いのでなかなか十分には咲かない梅の花よ。
ままよ、この頃はまだこのままであるように。
巻10－2329 雪を詠める
縦し→よしや、ままよ
がね→～であるように
よしこのころは かくてもあるがね
★ 雪が寒いのでなかなか十分には咲かない梅の花よ。
ままよ、この頃はまだこのままであるように。
巻10－2329 雪を詠める
縦し→よしや、ままよ
がね→～であるように
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★ きてみべき ひともあらなくに
わぎへなる うめのはつはな ちりぬともよし
★ 来て見てくれる人もいないのに、我が家の梅の初花は
散ってしまっても構わない
巻10－2328 雪を詠める
わぎへなる うめのはつはな ちりぬともよし
★ 来て見てくれる人もいないのに、我が家の梅の初花は
散ってしまっても構わない
巻10－2328 雪を詠める
[0回]
★ たがそのの うめにかありけむ
ここだくも さきてあるかも みがほしまでに
★ この枝は誰の家の庭園の梅だったのだろうか。こんなにたくさん
花が咲いていることです。その庭を見たいと思うほどに・・・
巻10－2337 雪を詠める
ここだく→たくさん、数量の多いこと
ここだくも さきてあるかも みがほしまでに
★ この枝は誰の家の庭園の梅だったのだろうか。こんなにたくさん
花が咲いていることです。その庭を見たいと思うほどに・・・
巻10－2337 雪を詠める
ここだく→たくさん、数量の多いこと
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