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★ あきされば おくしらつゆに
わがかどの あさぢがうらば いろづきにけり
★ 秋になるとおりる白露で
わが家の門の浅芽の末葉がすっかり色づいたことです
巻10－2186 黄葉を詠める
浅芽→丈の低いチガヤ
末葉→先端の葉
わがかどの あさぢがうらば いろづきにけり
★ 秋になるとおりる白露で
わが家の門の浅芽の末葉がすっかり色づいたことです
巻10－2186 黄葉を詠める
浅芽→丈の低いチガヤ
末葉→先端の葉
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★ おほさかを わがこえくれば
ふたかみに もみちばながる しぐれふりつつ
★ 大坂を私が越えてくると、二上山では、川に黄葉が
流れて行く。時雨が降り続いて
巻10－2185 黄葉を詠める
ふたかみに もみちばながる しぐれふりつつ
★ 大坂を私が越えてくると、二上山では、川に黄葉が
流れて行く。時雨が降り続いて
巻10－2185 黄葉を詠める
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★ あきやまを ゆめひとかくな
わすれにし そのもみちばの おもほゆらくに
★ 秋山の美しさを人々よ、けっして口にしてはいけません。
忘れていたその黄葉のさまが思われてしまうことだのに
巻10－2184 黄葉を詠める
わすれにし そのもみちばの おもほゆらくに
★ 秋山の美しさを人々よ、けっして口にしてはいけません。
忘れていたその黄葉のさまが思われてしまうことだのに
巻10－2184 黄葉を詠める
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★ かりがねは いまはきなきぬ
わがまちし もみちはやつげ まてばくるしも
★ 雁は今こそやってきて鳴いた。私が待っていた黄葉よ、
それに早く続け。待っていると苦しいことです。
巻10－2183 黄葉を詠める
わがまちし もみちはやつげ まてばくるしも
★ 雁は今こそやってきて鳴いた。私が待っていた黄葉よ、
それに早く続け。待っていると苦しいことです。
巻10－2183 黄葉を詠める
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★ このころの あかときつゆに わがやどの
はぎのしたばは いろづきにけり
★ この頃の明け方の露によって、わが家の萩の
下葉はすっかり黄葉していたことです。
巻10－2182
はぎのしたばは いろづきにけり
★ この頃の明け方の露によって、わが家の萩の
下葉はすっかり黄葉していたことです。
巻10－2182
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