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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ きのふこそ としははてしか はるかすみ 

  かすがのやまに はや立ちにけり

★ 昨日こそ、旧年が終わったばかりなのに

  春霞がはやばやと春日の山に立っています

   巻10-1843

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★ ゆきをおきて うめをなこひそ 

  あしひきの やまかたつきて いへゐせるきみ

★ 雪をさしおいて、梅の花を恋しがってはいけません。

  あしひきの山に接している家に居るあなたよ。
 
  巻10-1842

・ 雪をおきて→雪だってすばらしい、それをさしおいて

・ あしひきの→枕詞

・ な~そ→禁止の意

・ 片付く→一方が接するの意

・ 下記 二首で男性同士の問答

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★ やまたかみ ふりくるゆきを うめのはな

  ちりかもくると おもひつるかも

★ 山が高いので、降って来る雪を 梅の花びらが

  散ってくるかと思ったことです。

  巻き10-1841

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★ みねのうへに ふりおくゆきし かぜのむた

  ここのちるらし はるにはあれども

★ 峯の上に降り積もった雪が風と共に

  ここに散るらしい・・春なのに

 巻10-1838   

・風の共→風とともに、風に吹かれて

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★ うめがえに なきてうつろふ うぐひすの

  はねしろたへに あわゆきそふる

★ 梅の枝に鳴きつつ枝を飛び移って行く鶯の

  羽もまっ白に沫雪が降ることです。

    巻10-1840

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