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★ あしひきの やまのまてらす さくらばな
このはるさめに ちりゆかむかも
★ あしひきの山あいを照らす桜の花、
この春雨に散ってゆくのではないだろうか？
巻10－1864
・あしひきの→枕詞
このはるさめに ちりゆかむかも
★ あしひきの山あいを照らす桜の花、
この春雨に散ってゆくのではないだろうか？
巻10－1864
・あしひきの→枕詞
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★ こぞさきし ひさきいまさく
いたづらに つちにやおちむ みるひとなしに
★ 去年、咲いた久木が今咲いている。花はむなしく
土に落ちてしまうのだろうか・・見る人もいないのに
巻10－1863
・久木ーアカメシガシワか？
・いたづらに→無益に、空しく
いたづらに つちにやおちむ みるひとなしに
★ 去年、咲いた久木が今咲いている。花はむなしく
土に落ちてしまうのだろうか・・見る人もいないのに
巻10－1863
・久木ーアカメシガシワか？
・いたづらに→無益に、空しく
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★ ゆきみれば いまがふゆなり
しかすがに はるかすみたち うめはちりつつ
★ 雪を見ると、いまが冬であることだ。けれども
山に春霞が立ち、梅の花は散りつづけている
巻10－1862
・しかすがに→そうはいうものの、しかし
しかすがに はるかすみたち うめはちりつつ
★ 雪を見ると、いまが冬であることだ。けれども
山に春霞が立ち、梅の花は散りつづけている
巻10－1862
・しかすがに→そうはいうものの、しかし
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★ のとがわの みなさこさへに てるまでに
みかさのやまは さきにけるかも
★ 能登川の水底さへも照りかがやくほどに
三笠の山の桜がさいたことです。、
巻10－1861
・咲きにけるかも→咲く→桜を連想させる
みかさのやまは さきにけるかも
★ 能登川の水底さへも照りかがやくほどに
三笠の山の桜がさいたことです。、
巻10－1861
・咲きにけるかも→咲く→桜を連想させる
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★ はなさきて みはならずとも
ながきけに おもほゆるかも やまぶきのはな
★ 花が咲いて、実はならなくても、ずっと長い日に
心の内から離れない山吹の花です
巻10－1860
ながきけに おもほゆるかも やまぶきのはな
★ 花が咲いて、実はならなくても、ずっと長い日に
心の内から離れない山吹の花です
巻10－1860
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