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★ しらゆきは つねしくふゆは すぎにけらしも
かるかすみ たなびくのへの うぐひすなくも
★ 白雪が一面に降り積もる冬は、過ぎたようです。
春霞がたなびいている野原の辺りで鶯が鳴いています
巻10－1888
かるかすみ たなびくのへの うぐひすなくも
★ 白雪が一面に降り積もる冬は、過ぎたようです。
春霞がたなびいている野原の辺りで鶯が鳴いています
巻10－1888
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★ かすがなる みかさのやまに つきもいでぬかも
さきやまに さくらのはなの はなのみゆべく
★ 春日の三笠の山に、月も出て欲しい。左紀山に
咲く桜の花が見えるように
巻10－1887
・月も出でぬかも→ぬか→願望
→も→詠嘆
さきやまに さくらのはなの はなのみゆべく
★ 春日の三笠の山に、月も出て欲しい。左紀山に
咲く桜の花が見えるように
巻10－1887
・月も出でぬかも→ぬか→願望
→も→詠嘆
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★ すみのえの さとゆきしかば はるはなの
いやめづらしき きみにあへるかも
★ 住吉の里に行くと、春の花のように
ますますかぐわしいあなたに逢ったことです。
巻10－1886
・いやめづらしき→いや→いよいよ、ますます、
→めづらしき→見ることがまれで、その為に
強く心を惹かれる意
いやめづらしき きみにあへるかも
★ 住吉の里に行くと、春の花のように
ますますかぐわしいあなたに逢ったことです。
巻10－1886
・いやめづらしき→いや→いよいよ、ますます、
→めづらしき→見ることがまれで、その為に
強く心を惹かれる意
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★ ものみなは あたらしき よしただしくも
ひとはふりにし よろしかるべし
★ 物はすべて新しいのが良い。しかしながら
人は年老いたほうが良いに違いない
・ ただしくも→ただし、そうではあるが、
ひとはふりにし よろしかるべし
★ 物はすべて新しいのが良い。しかしながら
人は年老いたほうが良いに違いない
・ ただしくも→ただし、そうではあるが、
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★ ふゆすぎて はるのきたれば
としつきは あらたなれども ひとはふりゆく
★ 冬が過ぎて、春が来たので、年月は新しくなるけれど
人は年老いて行くことです。
巻10－1884 旧りゆくことを嘆ける
としつきは あらたなれども ひとはふりゆく
★ 冬が過ぎて、春が来たので、年月は新しくなるけれど
人は年老いて行くことです。
巻10－1884 旧りゆくことを嘆ける
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