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★ きみなくは なびみよそはむ くしげなる
つげのをくしも とらむとおもはす
★ あなたがおられずしてどうして身を装いましょう。
つげの小櫛も手にとろうとはおもいません
巻９－1777 播磨娘子
つげのをくしも とらむとおもはす
★ あなたがおられずしてどうして身を装いましょう。
つげの小櫛も手にとろうとはおもいません
巻９－1777 播磨娘子
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★ たゆらきの やまのをのへの さくらばな
さかむはるべは きみしおもはむ
★ 絶等寸山の峯の桜花よ、やがて咲くだろう春の
ころは あなたを お慕いすることだろう
巻９－1776 播磨娘子
さかむはるべは きみしおもはむ
★ 絶等寸山の峯の桜花よ、やがて咲くだろう春の
ころは あなたを お慕いすることだろう
巻９－1776 播磨娘子
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★ はつせがわ ゆふわたりきて きてわぎもこが
いへのかなとに ちかづきにけり
★ 泊瀬川を夕方に渡ってきて、いとしい子の
家の門に近づいたことです
巻９－1775 柿本人麻呂歌集
いへのかなとに ちかづきにけり
★ 泊瀬川を夕方に渡ってきて、いとしい子の
家の門に近づいたことです
巻９－1775 柿本人麻呂歌集
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★ たらちねの ははのみことに ことにあれば
としのをながく ためやすぎむや
★ たらちねの母君のことばだから、どうして
長い年月を当てにさせたままでおきましょう
巻９－1774 柿本人麻呂歌集
としのをながく ためやすぎむや
★ たらちねの母君のことばだから、どうして
長い年月を当てにさせたままでおきましょう
巻９－1774 柿本人麻呂歌集
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★ かむなびの かむよりいたに するすぎの
おもひもすぎず こひのしげきに
★ 三輪の神の神依板にする杉のようには
もの思いが過ぎうせない。恋のつらさの
激しさに
巻9－1773 柿本人麻呂
おもひもすぎず こひのしげきに
★ 三輪の神の神依板にする杉のようには
もの思いが過ぎうせない。恋のつらさの
激しさに
巻9－1773 柿本人麻呂
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