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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ あすのよひ あはざらめやも あしひきの 

   やまびこと  よびたてなくも

★ 明日の宵も逢えないということがあろう。

  だのにあしひきの山彦と呼び立て鳴くも

   巻9-1762   柿本人麻呂

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 ★ 三緒の 神辺山は 立ち向ふ 三垣の山に 秋萩の

   妻枕むと 朝月夜 明けまく惜しみ あしひきの

   山彦とよめ 呼び立て鳴くも

★ みもろの かむなべに たちむかふ みかきのやまに

  あきはぎの つをまかむと あさづくよ あけまくをしみ

  あしひきの やまびこと よめとびたてなくも

★ 三緒の神辺山に 向かい立つ 御垣の山に 秋萩の

  という妻の共寝に誘おうとして 朝月夜の 夜を明けるのを

  惜しんで、あしひきの山彦を響かせ、呼び立てては 鳴くよ、鹿は


      巻9ー1761     


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★ をのかみに くもたちのぼり しぐれあめ 

  ぬれとおるかも  われとおるとも


★ 男の神山に 雲が湧き上がり 時雨が降り

   ずぶ通れに立ち上るも 私が帰るなるなどというどうしてあろう

     巻9-1760   高橋虫麻呂

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★ 鷲の住む 筑波の山の 裳羽服津の その津の上に

  率ひて 未通女壮士の 行き集ひ かがふ嬥歌に

  人妻に 吾も交じらむ わが妻に 他も言問へ

  この山に 傾く神の 昔より 禁めぬ行事ぞ

  今日のみは めぐしもな見そ 言も咎むな


★ わしのすむ つくはのやまの もはきつの 

  そのうへに あともひて をとめをとこの

  ゆきつどひ かがふかがひに ひとづまに

  われもまじらむ わがつまに ひともこととへ

  このやまを うしはくかみの むかしより

  いさめぬわざぞ けふのみに めぐしもなお

  こともとがむな


★ 鷲の住む筑波の山の裳波服津のその泉のほとりに

  つれだって女や男が集まり、歌をかけ合う嬥歌で

  で、わが妻に他人もことばをかけよ。この山を

  お治めになる神が、昔から禁じない事です。

  今日だけは監視をするな。咎め事もするな。

    巻9-1759  高橋虫麻呂





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★ つくはねの すそみのたいに あきたかる

   いもがりやらむ もみちたおらな

★ 筑波山の裾まわりの田に秋の田を刈る、少女の

  もとにやるような黄葉を手折りたいよ

    巻9-1758  高橋虫麻呂

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