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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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「万葉集 第三巻」に、入ります。

第三巻は、雑歌・比喩歌・挽歌が、あります。

雑歌で始まります。

★ おおきみは かみにしませば あまくもの いかづちのうへに いほらせるかも


★ 大君は神でいらっしゃるので、天雲の中に轟く雷の、さらにその上に、仮の宿りをしておいで 

  になります。  
                                  巻3-235  柿本人麻呂    

天皇(すめらみこと)の雷丘(いかづちのおか)に御遊(いでま)しし時に、柿本朝臣人麻呂

(かきのもとのあそみひとまろ)の作れる歌一首・・・・とあります。

雷丘に天皇が行幸された時に、例えて空に轟く雷より、さらに天空に仮の宿りをとられる・・・・

という表現で、天皇・・・すめらみこと・・・の尊さを、表しています。                    
三笠山 野辺ゆ行く道 こきだくも 荒れにけるかも 久にあらなくに
お友やん (2010年2月 4日 20:09) | コメント(0) | トラックバック(0)

★ みかさやま のべゆゆくみち こきだくも あれにけるかも ひさにあらなくに

★ 三笠山の野のほとりを通っている道は、こんなにも荒れてしまったことです。

  皇子がお亡くなりになって、長くは経ってはおりませんのに・・・・

                              巻2-234


これで、巻第2は、終了です・・・まだまだ、続きます。

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本日朝、九時、夜間飛行にて8時間で、インドネシアから成田へ到着。

寒い空気が、涼しく心地よく感じられた事です。

日本は良い国です。

日本はおかしくなった・・昔の当たり前が当たり前にならない・・・と、嘆いていましたが、

まだまだ良い国です。勿論、問題はいつの時代も山積みですが、とにかく、

やはりよい国なのです。

誇りを持ちたいと思います。もてると思います。

続きは、また・・・ただいま!!

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★ みかさやま のべゆゆくみち こきだくも あれにけるかも ひさにあらなくに

★ 三笠山の野のほとりを行く道は、こんなにも荒れてしまったことです。皇子が亡くなって日も

  浅いというのに・・・・・       巻2-332   笠朝臣金村(かさのあそみかなむら)の歌集



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★ 梓弓を手に取り持って、雄々しい男が獲物を狙う矢を手に挿み持ち、立ち向かう高円山に、春の

野を焼く野火と見えるほどに燃える火を、「何の火なのか?」と、尋ねると、玉ほこの道を来る人が

泣く涙が、小雨のように降り、白い衣を濡らして立ち止まって私に語る。

「どうしてそんなことを、むやみに尋ねるのですか?耳にすれば、涙を止められず、話せば、心が

傷む。あれは、天皇の神の神子が、あの世にお出ましになる手元の光がおびただしく輝いているの

です。」

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★ たかまどの のべのあきはぎ いたづらに さきかちるらむ みるひとなしに

★ 高円山の野のほとりの秋萩は、空しく咲いては散っているのでしょうか・・・見る人もいない事ですのに・・・・

先の長歌に続く短歌です。

志貴親王のみまかりしときに作れる歌・・・です。

志貴皇子は、私の好きな

「石ばしる 垂水の上の さ蕨の 萌えいづる春に なりにけるかも」の、作者です。

天智天皇の皇子でありながら、政治の表舞台に立つ事の無かった皇子です。

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