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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ あまのはら ふりさけみれば しらまゆみ はりてかけたり よみちはよけむ

★ 天の原を振り仰いで見やると、白い真弓を張って空懸けたような夜道はよいことだろうなあ。

                          巻3-289   間人宿禰大浦(はしひとのすくねおほうら)

夜の歌と言っても月明かりの月の美しさを詠っている歌。

夜道も、月明かりを楽しみながら、散歩でもしたいものです。

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★ たくひれの かけまくほしき いものなを このせのやまに かけばいかにあらむ

★ 栲の領巾を肩にかける様に、口にかけたい(口にしたい)妹の名を、この背という名の山に、

  してはどうだろう・・・・・

                    巻3-285     丹比真人笠麻呂(たぢひのまひとかさまろ)


大切な恋人の事を、妹と呼んだり、妹背とも言います。旅をして、背という山を越える時に、

妹を思い出して、背の山を妹の山と呼んではどうだろうと歌っています。

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★ よろしなべ わがせのきみが おひきにし このせのやまを いもとはよばじ

★ ふさわしい名として、我が背の君もずっと背負ってきた「背の山」と言う名をいまさら、妹山とは

   呼びません。

                           巻3-286  春日蔵首老(かすがのくらのおびとおゆ)


そばに居た春日蔵首老が、即座に、前の歌に応酬した歌・・・・背に掛けて、歌っている。

リズム感のある歌ですね。

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★ ここにして いへやもいづち しらくもの たなびくやまを こえてきにけり

★ ここにいると我が家はいったいどこなのか・・・そんなこともわからぬぐらい、白雲のたなびく山を

  越えてきたのだ。

                        巻3-287      石上卿(いそのかみのまへつきみ)


我が家は遥か遠く・・・白い雲のたなびく山をいくつ越えてきたのか・・・・それさえわからぬほど、

遠くにきたのだなぁ・・・

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よくうたい文句のように、主婦から一転して・・・とか、主婦から〇〇へ・・・・と、プロフィールなどに

書いてある・・・かくゆう私もその一人・・・だが・・・

考えてみると変な話である。だって、私は未だに主婦の仕事もしているし(適当に)、一生

逃れられないものである。

ん・・・というと、主婦とは一体何ぞや・・・というお話になってしまう・・・ハウスマネージメント

ハウスキーパー・・・などなど・・・

仕事を持つ主婦というのも、なんだかよく考えると変・・最近はそういう意味では主夫が多いかも。

それにしても、昔の主婦は凄かったと思う。

川で洗濯、火をおこしてかまどで料理、お風呂を薪で焚き、家を掃き清め拭き掃除して、衣類を

縫い繕い、やることの数の多さと言ったらとんでもない。それだけで、頭を垂れるにあまりある。

今時何ぞ、誰でもできるようなことばかり、スイッチをぽんと押せばできちゃうものだらけ・・・

おつむがお馬鹿になるように仕向けられているが如く・・・だ。

あ~あ、昔の本当の意味での主婦はどんだけ偉いんだろう・・・・

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