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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ こらがいへぢ ややまとほきを ぬばたまの よわたるつきに きほひあへむかも

★ あの子の家までの道は少し遠いのですが、漆黒の夜の闇を渡る月と競い合って、行く事です。

           巻3-302    中納言安倍広庭卿(ちゅうなごんあへのひろにはのまへつきみ)


月の光が照る夜には、愛しいお方にお逢いすることが出来ます・・・なんて、ステキな時代でしょう

か?

電気も水道もない時代・・・現代の我々から見れば不自由かも知れませんが、電気も水道も知ら

ない彼らは不自由とは思いません。

月が出なければ逢えない・・・・素晴らしいですね・・・・この思いが歌を詠み・・・そして、文学へと

発展していくのでしょう。

携帯でいつでも話せる不幸・・・ではないでしょうか?今一度、考えたいですね。

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★ かくゆゑに  みじといふものを ささなみの ふるきみやこを みせつつもとな

★ こうなるからこそ見ないというのに、楽浪の地である旧都をみせては、せつない思いがすること

  です。

                                巻3-305     高市連黒人

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★ まつちやま ゆふこえゆきて いほさきの すみだかはらに ひとりかもねむ

★ 真土山を夕暮れに越えていって、廬前の角太河原にて、妻もおらず独り寝をすることです。

                                       巻3-296  弁基

弁基さんは、僧呂としての名前だそう・・・・僧ならばいつも独り寝ではないのかしら??

それとも、浄土真宗なの??親鸞さんみたく、若い妻を次々とめとったのかしらん??

それは、普通の人間なら旅で独り寝は寂しかろうて・・・でも、俗を抜けたお坊様がそのようなことを

おしゃってよいのでしゅか?

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★ おくやまの すがのはしのぎ ふるゆきの けなばおしけむ あめなふりそね

★ 奥山の すげの葉をしのいで降る雪よ、消えるには惜しい事です。雨よ、降らないでください。

                       巻3-299 大納言大友卿(だいなごんおおとものまへつきみ)

雪を楽しむ、愛でる・・・すげの葉を押し伏せて、降る雪を賛美する・・・今だったら、嫌だね~というこ

とでしょう。今より寒いでしょうに・・・・

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★ さほすぎて ならのたむけに おくぬさは いもをめかれず あいみしめとそ

★ 佐保を過ぎて、奈良山の峠に旅の無事を祈って置く御幣は、旅が長引かず愛しい人に、早く

   たえず会えるようにしてくださいとの思いです。

                                   巻3-300  長屋王(ながやのおほきみ)

新しい土地に入るたびその土地の氏神様に、祈りや御幣を捧げて、挨拶と旅の無事を祈る習慣がありました。

現代では、そのようなことが、大分適当になってしまいました。

敬う、畏怖、崇敬するなどという、日本人古来の素晴らしいこころが失われてしまいました。

人間はどこまで、傲慢になるのでしょうか??

宗教が何かも分からず、雰囲気で宗教、宗教というのは、いい加減に止めていただきたいですね

その方たちにお聞きしたいのものです。宗教って何ですか??

私よくわかりません。

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