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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ みよしのの たきのしらなみ しらねども かたりしつげば いにしへおもほゆ

★ 見る価値のある吉野の美しい滝に立つ白波・・・・白波の言葉にかけて、知らないのですが、

  人々が語り継いでいった、昔の神話が思われることです。

                          巻3-313  土理宣令(とりのせんりゃう)

滝から落ちる水で立つ美しい白波を見ていると、私は実際に昔にいたわけではないので、

知らないしらなみにかけている)のですが、その風景をみているだけで、

人々が語り継いでいった、天武天皇のお話などが忍ばれ思われることです。

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★ さざれなみ いそこしぢなる のとせがわ おとのさやけさ たぎつせごとに

★ さざなみが磯を越していく・・・・越道の能登瀬川の川の音色の清らかさよ・・・水が岩と

   ぶつかり合うごとに立つ音の・・・・

                           巻3-314  波多朝臣小足(はたのあそみおたり)

名前と自然の様子を音でかけて詠まれる事が多いですね・・・

前首の白波~知らないやさざれ波が越す~越道などなど・・・・おん(音)おかけて楽しみながら

また、歌としての意味も含めながら詠んでいます。知的な遊びですね。

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何故だろう・・・万葉の長歌がでると、声に出して読みたくなり、また声に出して読むと心がす~っと

落ち着いてくる。理屈ではない何かがある・・・と思う。

いらいらするとき、落ち着かない時、落ち込んで居るとき、みなさまにおすすめします。

どの長歌でもよいですから、声に出して読んでみてください。

気持ちよいですよ・・・

何やら、よくわからない念仏やお経より良いと私はおもうのだけれど・・・・みなさまは、どう思われ

ますか?

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★  み吉野の 吉野の宮は 山からし 貴くあらし 川からし さやけくあらし 天地と 長く久しく

    万代に 改らずあらむ 幸しの宮

★  みよしのの よしののみやは やまからし とふとくあらし かわからし さやけくあらし 

   あめつちと ながくひさしく よろずよに かはらずあらむ いでましのみや

                  巻 3-315  中納言大伴卿(ちゅうなごんおおとものまへつきみ)

★ み吉野の吉野の宮は 貴い山らしい。また。その川は 清らかであるらしい。天地と共に、

  長く久しく万代まで変わらずにあるだろう。 大君のおでましになる宮は・・・・

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★ むかしこそ なにはゐむかしはなかと いはれけめ いまはみやこひき みやこびにけり

★ 昔は「難波田舎」と言われたでしょうが、今は平城京のあれこれを持ってきて体裁をすっかり、都

  らしく整えた事ですね。

         巻3-312  式部卿藤原宇合卿(しきぶきょうふじはらのうまかひのまへつきみ)

今も昔も、都会人は優越意識を持ち、田舎モンと馬鹿にしていたのですね。

人間のやることに、1300年前も今もほんとに変わらないものですね・・・・

私は、九州は福岡の出身ですが、横浜に来た時、近所の人から、ほっぺたが赤くないのねといわれ

ました。おしんと勘違いしてるんじゃない?と思ったことです。

九州は未だ原始人が住んでいて、たき火の回りをうっほうっほと廻って居るのよ・・・

と言ってあげればよかったかな・・・ははは

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