忍者ブログ
万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
[996]  [997]  [998]  [999]  [1000]  [1001]  [1002]  [1003]  [1004]  [1005]  [1006
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

PR

★ いほはらの きよみのさきの みほのうらの ゆたけきみつつ ものおもひもなし

★ 廬原(地名)の清美の崎と三保の崎の間の入り江のゆったりとしたおおらかな風景を眺めている

  と、心に思い悩む事も無くなるようです。

                        巻3-296  田口益人大夫(たぐちのますひとのまへつきみ)

美しい風景、優しい風景、風景にも色々有りますが、心慰められことが多いですよね。

私の夫の出身の九州の山々は、日本アルプスと違い、日本昔話風のまぁるい山々が多く、その風景

を眺めて居るだけで、こころ慰められたものです。

自然は、日本人にとって脅威以上に、心と共に共感を覚えるものですね

拍手[0回]


★ ひるみれど あかぬたごのうら おおきみのみことかしこみ よるみつるかも

★ 昼見ると 飽きる事の無い田子の浦の風景よ。大君のご命令を畏れ慎み、急ぎの旅なので、

  夜見ることです。

                        巻3-297  田口益人大夫(たぐちのますひとのまへつきみ)

みなのもの、景色など楽しんでいる余裕はないぞ。さっさと、旅支度じゃ。なんて、大君がおっしゃっ

たのかしら・・・

拍手[0回]


★ しほひの みつのあまの くぐつもち たまもかるらむ いざゆきてみむ

★潮の引いた御津の海、その御津で海女たちが、海草を入れる籠を持って玉藻を刈りに行ってい

 るよ。さぁ、みんなで行って見ようよ。

                                  巻3-293    角麻呂(つのまろ) 


海辺に住んで居るのだろうか?海の側で暮らす人々の生活を楽しむ様子が伝わります。

拍手[0回]


★ かぜをいたみ おきつしらなみ たかからし あまのつりぶね はまにかえりぬ

★ 風が強いので、沖の白波が随分と高くなっていることです。海人の釣舟は、港に戻ってきました

                                          巻3-294  角麻呂

このあたりになってくると、随分と暇をもてあましていたのかしら・・・とさえ思ってしまう。

でも、きっと歌を詠むことが、あまりに日常的であるということなのかもしれません。

拍手[0回]


★ すみよしの きしのまつばら とほつかみ わごおおきみの いでましどころ

★ 住吉の岸の松原は、遠く神であらせられる、わが天皇が行幸されたところです。

                                      巻3-295  角麻呂


 

拍手[0回]

カレンダー
07 2025/08 09
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
ブログ内検索
プロフィール
HN:
辻友子
性別:
女性
自己紹介:
万葉を歌う歌手、辻友子のブログ。くわしくはホームページを!
Copyright © 万葉歌手辻友子 All Rights Reserved.
Designed by 10p
Powered by Ninja Blog

忍者ブログ [PR]