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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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衣服支援の途中で、あるものを目にしました。

古着屋さんです。

大体、10ペソから20ペソ(20円から40円)ジーンズは50ペソ(100円)

山ほど売られています。

品質は、テラの会のものより、明らかに落ちます。

それに、何が違うって、テラの会は、一つ一つ吟味して

洗濯したり、その人や子にあわせてプレゼントするのです。

代表は、日本で、よく資源ごみとして集められている古着

は、もしかしたら、ただで、送られてきて、このように

売られているのではと、感じたそうです・・・

まあ、憶測ですが・・・・


ただで、寄付した物を、横流しして商品として安く売る。

別に、不思議な事ではありません。有り得ることでしょう。

テラの会から、衣類を貰った人は、幸せです。



手から手へ、心を込めて渡されているからです。


翌日は、朝10時から、いよいよ、戦没者追悼慰霊

に出発です。

拍手[1回]

みなとみらいコンサート小ホール

2月19日でした。

その頃、高校の非常勤音楽講師をしていた

私は、7時開演ギリギリに、ホールへ飛び込みました。

受付には、着物姿の男性。特に、気にもかけず、

小ホールへと走りました。


一体、どんな声で、どんな歌手だろう。

誰かの紹介でも、有名人でもない。


ソプラノ歌手の、歌ではない叫び声のような

声が嫌で、カウンターテノールなら、叫ばない

から、まぁいいか・・・と言う程度でした。


曲目は私の好きな曲ばかり・・・それも、コンサート

に行く理由の一つになりました。


まず、一番後ろに座りました。どのように響いてくるか

聴きたかったからです。


本番ベルが鳴り、ステージに藤岡さんが出てきました。

品格とマナーを心得ていました。背も高く、美顔、

さて、歌は・・・・・

一曲目は、オンブラマイフ・・・・出だしが問題です。


オの母音で滑るように入り、響きのみで上に立ち昇っていく

そして、徐々に豊かな響きとなる・・・・今まで聴いた

この曲の中で最高!!でした。


この時の、公演は、CD「心の唄」として、ライブ録音され

発売されています。私の拍手も混じっています(笑)


どの唄を聴いても、私の心臓が高鳴り、

こんな凄い歌い手がいたんだ・・・と言う

感動に心が震えていました。

拍手[0回]

その日は、21歳と24歳の、仕事の無い若者

いわゆる、ホームレスにも会いました。

大々的なフェスティバルが、しかも、

カテドラル前の公園の回りで行われているため、

沢山の貧しい人々が集まってくるのです。


その若者らは、フェスティバルで出る

ごみ集めをしていました。

段ボール箱を売る。

プラスチックのコップを売る。

僅かな収入です。


たばこ売りのおじさんがいました。

たばこは、一本1ペソ(2円)です。

おじさんの収入は、月500ペソ(1000円)です。


代表がいつものように、タクシーの運転手に

怒鳴っているのを見て、

(その理由の多くは、かれらのしつこさと

、メーター運賃にせず、ふっかけてくるからです)

「フィリピンと言う国に

悪い印象を、日本人に与えたくない」と、間に

入って、うまくとりなしてくれたフィリピンの女子大学生

・・・・代表の旅日記にも書いていますが・・・・


なんと!名前がasia(エィジィア)・・・そう、アジアさんです。

この彼女との出会いが、その後、フィリピンに行く度に

活動の手助けとなりました。


彼女は、優秀で、また、

奉仕活動に大変関心があり、テラの会の話を聞いて

協力を申し出てくれたのです。

今では、「テラの会 フィリピン支部」 となりました。

今回も、前もって船便で送った荷物の受け取りと

保管を手伝ってくれました。


で、何を書きたいかというと、たばこ売りのおじさんの

収入は月1000円、asiaさんは、高学歴で優秀です。

彼女は月5000ペソ(10000円)です。


高いと思うか、低いと思うか、

フィリピンは、やはり、貧しい国です。


しかし、asiaさんのように、フィリピンを

良い国にしたいと、心から願って、勉強している

若者もいます。


フィリピンはスペイン統治時代が長く

、少数部族の信仰的ものは、排除され、

カソリックが浸透しています。言葉も英語が共通語となり

部族の言葉は残ってはいるものの、

それも、それぞれの部族で違うため中々通じません。


教育を受けられないストリートチルドレン達は、

英語も話せず、部族の言葉で話しますが、

その中に、必ず語学に強い子が

居て、その子が、英語で話すのです。


カソリックによる統治の為に、その洗脳を受けて

育った人々・・・しかし、国は豊かになりません。

奪うだけで、その国を豊かにはしないからです。

今の、現状がそれを物語っています。

拍手[1回]

バコロド到着は夜10時、

その日は、すぐ休みましたが、

翌朝、6時よりすぐに、活動開始!


周りがいくら制しても、聞きません。

ホテルはカテドラルの前、しかも

フェスティバル中で、人が多い・・・

と言う事は、貧しい方々やストリート

チルドレンも多々居るのです。



早速、カテドラル前の公園で、ストリート

チルドレン達に、衣類や食料をあげました。

不思議と、一人ではなくグループになっていて

その中に、一人英語を話せる子が、いるのです。



そのときに出逢ったグループはたまたま兄弟でした。

・・・兄弟と言っていました。本当かどうか解りません。


女の子4名に男の子1名・・・ノーマザー、ノーファザー

と言います。嘘かもしれない。でも、貧しい事に変わりは

ないのです。

近くの店で、25ペソ(50円)のファーストフードのような食べ物を

買ってあげました。


その様子を、周りの大人たちがじっと見つめています。

その中の一人に、写真撮影を頼むと快く引き受けてくれました。


コーヒーを飲みにいくと、段ボール箱を集めて、生活している夫婦が

いました。男児2名に女児3名・・

すすけた手足に、汚れた服・・・・すぐ判るのです。

「ちょっと、ここで待ってて、部屋から衣類を持ってくるから」


代表は、言いました。慌てて、シャツとパンツ(ズボン)を、取りに行き

家族に渡します。その中の一人の女の子が、おなかがすいているから

何か食べたい・・・と、訴えます。

10個で5ペソのパンのようなものを、買ってあげました。

学校には当然行っていません。

そういう状況ではないのですから・・・・


百人に、食料を渡しても、

一人に渡しても、

どちらにしても、全員に満遍なく渡る事はありません。


大海の洗面器1杯か、小さじ1杯かの違いです。

拍手[1回]

よくあることと言えば、よくあることですが、

台北行きの出発が、1時間遅れました。

乗り継ぎ2回ですから、結構大変な問題です。


台北まで4時間、マニラ行きに乗り換えるのに

3時間、広報担当者が取っていましたから

ぎりぎりで、マニラ行きに間に合いました。


慣れない空港で50kgの荷物を抱えての

乗り換えですから、さぞや疲れたことでしょう。


マニラから国内線にまたもや、乗り換え・・・・

殆ど支援物資です。


やっと、バコロドに着きました。延々、

13時間の旅でした。前もって予約しておいた

ホテル・・・といっても安いですが、にて、

話す事もできないほど、疲れて、眠りに

ついたそうです。


しかし、そこは、早起きの代表の事、

7時には起きて、早速、休む間もなく

町に出ます。


着いたら、一日は休んでくださいね・・・

と、あれほど言ったのに・・・

バコロドは、今フェスティバルがやっていて

しかも、ホテルはカテドラルの前なので

人々が沢山出ています。夜店や、屋台も

沢山出ています。


と言う事は、当然、貧しい人々やストリートチルドレン

も、多く居る訳です。


朝ごはんは、日本円で10円のお米で作った

お菓子のようなもの・・・羨ましそうに見ている

ダンボールを集めている母と子の、子供に一個

あげました。


2個あげようとすると、遠慮するのです。


賑やかであればあるほど、見えてくる、

貧しい人々や、ストリートチルドレンたち・・


もう、何回も訪ねた場所なので、顔見知りの

大人やストリートチルドレンが、懐かしそうに

代表に手を振り、笑顔を浮かべます。

「子供の成長は早いなぁ」と、代表は

言ってました。


気温30度、不思議と心地よいそうです。

やはり、自然な暑さと、都会の暑さは

違うのですね。多分、道路がちゃんと

舗装されていないことが、良いのでしょうか?


腐る事も無く、そこにいるのは、「今日だけ」を

生きる為に、生活しているある意味、たくましい

人々でした。

拍手[1回]

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