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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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やっと、フィリピンはパナイ島、イロイロでの、

支援について書きます。

脱線が多くてすみません。


イロイロの海岸に近いところに、

細い路地が在り、市場や店がありました。

それは、テラの会、 広報部担当の人が

見つけました。

イロイロは町全体がとても、貧しい生活レベル

でした。


さて、いつものように、子供達に衣服を支援しに行きました。

一人に手渡すと、それを遠くから見ている子供たちが

沢山出てきました。

大人も出てきました。

ゾロゾロと、代表の行く後をみんなが付いて行きます。

まるで、祭りの行進のようでした。

多分、よくわからず、なんだかいいことありそうな~

と言う感じで、付いてきた人や子供達も大勢いるでしょう。

おばさんから、おばあさん、おじいさん、みぃんな、出てきて

一人ひとりに、合った洋服やぬいぐるみやタオルを手渡しました。


勿論、とても、足りません。


子供たちは、嬉しさのあまり、飛び込みを見せてくれたり、

国旗を預けた女の子は、国旗を振り回したりしています。


そういう時、代表は決まって、「全く足りない。もっともっと

持って来たい。」と、汗だくになって言います。


「また、来るからね~。さようなら~」

「ありがとう、さようなら~」

みんな笑顔です。どういうわけか、

日本語が通じます・・・と言うより

心が通じているのでしょう。

路地で一生懸命手を振ってくれます。


突然、サンタのようにやってきた、

着物姿の日本の国旗を持ったおじさんが、

衣類をくれたのです。


みんな、吃驚!!

でも、イロイロの人たちはとりわけ、

素直なのか・・・自然に、喜んで受け取って

くれました。


特徴的だったのは、けして、テラの会一行を

特殊な目で見ないし、特別な対応もしない、

淡々と自然に受け入れてくれたことです。


それと、子供に無関心な町ではありませんでした。

代表は付け焼刃だとわかっていても、今日の一食を

子供達に食べさせたいと思います。

この町は、それを、町の人が、していました。

だから、子供達も代表の好意を、実に素直に受け入れました。


国によっては、ストリートチルドレンは店に入れず、また、

子供達も入ろうとしないことが多いのですが、ここは

違いました。


しかし、とは言っても、子供達に聞いてみると、一日一食が

せいぜいです。

だから、13歳といわれても日本の7,8歳ぐらいにしか成長して

いません。


とにかく、衣食住、です。どれも、足りないのです。

日本では、信じられない量の衣類や、食料が捨てられて

いるというのに・・・・なんとかして、沢山持って来れないもの

でしょうか・・・・・


古着屋さんもありました。

日本語で名前が書かれた、赤白帽が、あったそうです。

汚れ・染み・破れ・・・テラの会の、品質よりかなり落ちます。

一番安くて10ペソ(20円)から・・・それでも、人々にとっては

安い買い物ではありません。

13歳の子が自転車で人を運ぶ仕事をしていました。

一回、20ペソ(40円)だそうです。

救われたのは、それでも、町の人々が明るかった事でしょうか・・


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実はこれを書いている今日、

テラの会は、帰国の途につきます。


いつも、活動が先を行き、報告やチラシは

後からなのも、「国際私設ボランティア テラの会」の

大きな特徴です。

これは、代表のお考えによるものです。

何より、まず行動・行為である。とのお考えから

チラシなどの制作が後を付いていくのです。


例えば、予算があれば、チラシを作って告知を

しなければ、寄付も集まらない・・・と、私などは

思うのですが、代表は、それよりも、次はどこの

国の子供達が待っているだろう・・・とか、

あの子と、約束して、もう三年も経つとか、

ニュースの洪水や台風などの被害を見て

あの村は、どうなっただろう、とか、

告知より、そちらが優先してしまいます。


そして、暇さえあれば、格安チケットを

捜し、「辻さん、今買うべきかなぁ・・・

直前になると、突然安くなったりするんだよね」

と、悩みぬいて、チケットを購入します。

一円でも安いチケットを捜すのです。


理由は二つ、安くて危険とされている

飛行機は乗客が少ない事が多く、

また、危険と言われるだけあって、

何でも、適当・・・予約客が全員乗ったら

ドアを、ドンと閉めて、時間より早くても

飛び立ってしまうのです。

理由1>

シートベルトをはずす時間になると

飛行機の嫌いな代表は、辺りをきょろきょろ

見回し、3,4人がけの椅子で、乗客が居ない

席を見つけては、長々と横になり、眠るのです。

適当なので、スチュワーデスも文句を言いません。

理由2>

何でも適当なので、N航空のように、こまごまと

言ってこないので、逆に楽チンなようです。

自分が起きたい時に起き、寝たいときに寝る。

食べたいときに食べる。この、いい具合の適当さが

心地よさに繋がっているようです。

規則、規則でがんじがらめ、その上、お値段は

やたら、高い日本の航空会社は、テラの会は

使ったことがありません。


今日、帰国と言うのに、また、イロイロでの

支援お話に、辿り着きませんでした。

後ほど・・・・・


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藤岡さんとのレッスンは、延べにすると

300時間に及びました。安くないレッスン代

でしたので、主婦である私にとって

大変な金額でした。


しかし、レッスンは充実し、

藤岡さんも私も時間を忘れて、

何回か、5時間に及ぶ

レッスンをしたこともあります。

「あっという間だったね」と、

話しながら、帰りました。


プロデューサーの木村氏が

後払いでも、良いですよ、

と、おっしゃってくださったのも、

続けてこられた理由です。


レッスン代の返済は、藤岡さんが

亡くなっても続き、完済しました。

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イロイロの子供達・・・ストリートチルドレン達に

代表は色々聞きます。ギャグではありません・・・

それは、イロイロの子供達に限らず、体力と気力と

時間の許す限り、どこでも、情報を手に入れようとします。



自分の足で行く。

自分の目で見て、

自分の手で支援をし、

自分の手で触れて確かめ、

自分の耳で聞く、聴く、

自分の口で食べる・・・・

自分の五感

を全て使って、情報を得る。


今の時代、ジャーナリストも、インターネットの情報のみで

記事を書くような、お粗末な時代です。


そういう時代に、このような活動家が存在する事も

大変、大切だと思います。


さて、イロイロではチャイニーズによく間違われるそうです。

中国資本がかなり入ってきているのが、解ります。

そういう時、着物姿で、国旗を持って、活動する事は

とても、重要です。


ロシア人も結構、見かけたそうですが、間違われ

なかったようです(笑)


若者の、日本で言う、ホームレスもいます。

仕事が無いのです。ダンボールや空き缶を集めては

お金にする、大人、若者や子供達の姿を見かけたようです。

後は、バイクタクシーや自転車で、人を乗せてお金を

稼ぐ人たち。

とにかく、生活レベルが低く、貧しい。


何故でしょうか?一番統治時代が長い、スペインは

何をしていたのでしょうか??アメリカは何をしていたのでしょうか?

日本の統治時代は数年でした。


きっと、代表がお帰りになられたら、もっと、その点について

詳しく記述してくださるでしょう。

とにかく、貧しいイロイロの子供達に、支援をしました。

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ネグロス島のバコロドから、

パナイ島のイロイロは、船で

一時間半??ほど、海を隔ててはおりますが、

まぁ、近いです。(詳しくは、テラの会ホームページ)の

トップページの地図をご覧ください。)

イロイロという、面白い名前の町・・・・テラの会が

訪れるのは、初めてです。


最初の印象は、とにかく貧しい・・・・みんな貧しい・・

の一言に尽きます。日本の長屋を想像してください。

そのめっちゃ貧しい版が、ずらーーっと並んでいるのです。

どこにいっても、目立つのは、カテドラルです。

それだけは、他と違って、立派です。殆どの人が当たり前のように

ロザリオを身につけています。土着の信仰は、あるにあるのでしょうが、

スペイン統治時代が長かったので、カソリックやプロテスタントが

当たり前です。


宿泊したホテルは、tax込みで 一人560ペソ(1120円)

ここには、戦前からあるという「スエヒロ」と言う、

和食のお店を訪ねて、イロイロと言う町の生きた歴史を

聞きたいと、代表はおしゃっておられました。

次は、支援やイロイロという町の様子をお伝えいたします。

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