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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ みやこなる あれたるいえに ひとりねば たびにまさりて くるしかるべし

★ 京の荒涼とした家で、独り寝をしたならば、旅などよりずっと苦しい事でしょう。

                                     巻3-440   大伴旅人

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★ よのなかは むなしきものと あらむとそ このてるつきは みちかけしける

★ 世の中は空しいものであると この照る月は満ち欠けする事です。

                                        巻3-442   作者不詳

長屋王の謀反の嫌疑は藤原氏の天皇直系の血統を抹殺すべく謀られたものでした。

この事件では、長屋王のみならず、母や兄弟そして、子も自殺を命じられました。

この歌は、長屋王の子・・・膳部王(かしはでべのおほきみ)の死を傷んで作られたものです。

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★ われもみつ ひとにもつげむ かつしかの ままのてごなが おくつきどころ

★ 私もみました。人にも語り継ぎましょう。葛飾の真間の手児名のお墓の話を・・・・

                          巻3-432   山部赤人

倭文機織りとは、外来の織物に対しての日本古来の織物の事を言います。

粗末なもの・・・という意味もあるそうです。

東の俗語(あずまのくにぶりことば)には、かづしかのままのてご(「つ」が「づ」と濁る)と云ふ

とあります。

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★ かつしかの ままのいりえに うちなびく たまもかりけむ てごなしおもほゆ

★ 葛飾の崖のところの入り江になびく、美しい藻を刈ったという手児名(手に抱いて愛しむ子)

   のことが、思われることです。

                              巻3-433   山部赤人

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★ かざはやの みほのうらみの しろつつじ みれどもさぶし なきひとおもへば

★ 風の早い美保の浦の白つつじを見ても、こころが楽しくはならない・・・亡き人の事を思うと・・・

                              巻3-434  河辺宮人

河辺宮人の姫島の美人(よろひと)の屍を見て、哀慟(かなし)びて作れる歌4首・・・・とあります。

旅先で行き倒れていたのでしょうか・・・・美しい人だったようですね・・・

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