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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ ゆふされば のへのあきはぎ うらわかみ


      つゆにそかるる あきまちかてに


★ 夕方になると、野辺の秋萩は、まだ枝先が若いので

  露に濡れて枯れてしまう・・・秋を待つことも出来ずに・・・・

       巻10-2095    花を詠める

 前首共に、柿本人麻呂歌集より・・・

 夕されば→ 夕方がくると

  (例)春されば→春が来ると

 若い乙女は、夜が来ることを待てない・・・秋萩の枝先はまだ若い

 、とても繊細だ・・・だから、露に濡れて、秋を待つことも出来ずに

 枯れてしまう・・・・乙女の純情を詠んでいるのかしら・・・

 

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★ さをしかの こころあひもふ 

     あきはぎの しぐれのふるに ちらまくをしも

★ 牡鹿が心を通わせ合っている秋萩が、時雨の降る中に

  散るのが惜しいことです。

         巻10-2094   花を詠める

  牡鹿と秋萩の恋・・・・ステキです。

  絵本が作れそうな和歌ですね。

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★ なつくさの つゆわけごろも つけなくに

     わがころもでの ふるときもなし

★ 夏草の露を付けて恋人の元へ通ったわけでもないのに

  私の衣の袖は、涙で乾くときも無く ぬれていることです。

      巻10-1994   露に寄せたる

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★ よそのみに みつつこひなむ

   くれなゐの すゑつむはなの いろにでずとも

★ 外から、ずっと見て恋していよう・・・紅色の末摘花

  のように、表に恋の心が表れなくても・・・

          巻10-1993  花に寄せたる

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★ こもりのみ こふればくるし

   なでしこの はなにさきでよ あさなさなみむ


★ 家に籠って、貴女の事を恋い慕っているのは、

   とても苦しいことです。撫子の花のように

  咲き出でてください。 毎朝、眺めることでしょう。

       巻10-1992   花に寄せたる

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