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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ たまかぎる ゆふさりくれば 

  さつひとの ゆつきがたけに かすみたなびく

★ 玉のきらめく夕べがやって来たので、猟師の弓

  そのような弓月が岳に霞がたなびいている。

   巻10-1816  柿本人麻呂歌集

 ・玉かぎる→枕詞 

 ・猟人の→枕詞

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★ こらがてを まきむくやまに はるされば

    このはしのぎて かすみたなびく

★ いとしい子の手を枕にするという巻向山に

  木の葉が覆いかぶさるように霞がたなびいている

   巻10-1815   柿本人麻呂歌集

・子らが手を→枕詞→いとしい子の手を巻き寝する意

・木の葉しのぎて→「しのぐ」は押し伏せ、靡かせるの意

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★ いにしへの ひとのうえけむ すぎがゑに

  かすみたなびく はるはきぬらし

★ 昔の人が植えたという杉の枝に、霞がたなびいている。

  春が来たらしい。

    巻10-1814   柿本人麻呂歌集

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★ まきむくの ひばらにたてる はるがすみ

  おぼにしおもはば  なづみこめやも

★ 巻向くの檜原に立ち込める春霞のように

  ぼんやりといい加減におもうのなら

  どうしてこれほどまでに苦労してやってこようか

    巻11-1813 柿本人麻呂歌集

 ・おぼにし→いい加減に、おぼろに、

 ・なづみ→なづむ→行き悩む、難渋するの意

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★ ひさかたの あまのかぐやま このゆふべ 

   かすみたなびく はるたつらしも

★ ひさかたの天の香具山には、この夕方に

  霞がはなびいているらしいよ。

  春が来たのかなあ

     巻10-1812 

・ひさかたの→枕詞

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