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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★あまをとめ  いざりたくひの  おほほしく

    つののまつばら  おもほゆるかも


★海人の娘たちが夜釣りに焚く火のようにぼんやりと

 そこが慕わしい

            ・漁り焚く火の→漁り火の。夜の

             漁で、魚を誘うために船上で焚く
    
             かがりび


            ・思ほゆるかも→自発しきりにおもわれてならない

        巻17-3899

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★ おおふねの うへにいをれば  あまぐもの

    たどきもしらず  うたこうわがせ


★ 大船の上に揺られていると、天雲のように頼りなく
 
  歌乞わが背

            ・天雲の→枕詞

           巻17-3895

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★ あわぢしま  とわたるふねの かぢまにも

     われはわすれず  いへをしそおもふ


★ 淡路島の海峡を渡る船の、短い楫間にも私は

  忘れずに家をしのぶことだ

           ・門渡る→海峡

           ・楫間にも→せわしなく、漕ぐ

                 楫と楫の間


           ・家をしそ思ふ→故郷の家

                「し」「そ」は強意

      巻17-3894

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★ きのふこそ  ふなではせしか  いさなとり

   ひぢのなだ   けふみつるかも


★ 昨日船出を思っていたのに、鯨魚とる比治奇の灘を

  今日見ることだ

            ・磯ごとに→通過していく

            ・磯の知らなく→「知らなく」は、「知らず」

             のク語法。ク語法止めは、詠嘆がある

        巻17-3893

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★いそごとに あまのつりぶね はてにけり

    わがふねはてむ  いそのしらなくに

★磯々にみな海人の釣船がとまっていることだ。しかし

 我々船がとまる磯は知らないだろうか

            巻17-3892

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