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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ うめのはな みやまとしげに  ありともかくや

    きみはみたれど  あかにせむ

★梅の花が 、深山が繁るように多くあろうとも、これほどに

 あなたが満足することもないだろう

         ・「み山」→「ミ」は。聖性の示す接頭語

         ・「と」→~のように

         ・「シミニ」→隙間なくびっしりの意

                    大伴家持


        巻17-3902

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★ みゆふつぎ はるはきたれど うめのはな

    はなきにあしあらねば  まねくひともなし


★冬に続いて春は来たけれどあなたでなければ梅の花を招く

 人も居ない
               大伴家持
                 
                 み冬→枕詞

   巻17-3901

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★ おりひめし  ふなのりすらし おそかがみ

   きよきつくよに   くもたちわたらむ

★ 織姫は今しも船に乗るらしい。真澄の鏡のように清らかな

  月夜だ、雲が立ち渡るよ。

                  大伴家持

       ・天漢→大海のはてがわからないように

           行く末もっどうなるかわからないように

       ・いつきまさむと→「まさ」尊敬

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★ たいかいの  おくどころしらずも ゆくわれを

     なんじきますむと  とひしこらも


★ 大海の奥の果てもわからずに旅行く私を、

  いつお帰りでしょうか聞いたあの子よ

         ・大海の置くかも知らず→大海の果てがわからないように

                     いく末もわからぬ不安の表現


         ・いつきまさむと→「まさ」尊敬

       巻17-3897

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★ いへにいても  たゆたふくくもの いのちなみのうへ

     おもひしをれば     おくどころしらずも


★ 家にいても漂う如きだのに、波の上で物をおもっていると

  果て知らず不安なことよ

              ・たゆたふ→揺れ動いて定めたいさまを言う
                   
                    「命」の不安手さを言う


               ・波の上に→「増して波に揺られる海上にあって

               ・奥か知らずも「奥か」奥深いところ果て

            巻17-3896

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