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★ 山背の 久邇の都は 春されば
花咲きをり 秋されば 黄葉にほひ
帯ばせる 泉の川の 上つ瀬に
打橋わたし 淀瀬には 浮橋渡し
あり通ひ 仕へまつらむ 万代に
★ やませの くにのみやこは はるされば
はなさきををり あきされば もみぢばひほひ
おばせる いずみのかわに かみつせに
うちはしわたし よどばしに うきはしわたし
ありかよひ つかへまつらむに よろづよに
花咲きをり 秋されば 黄葉にほひ
帯ばせる 泉の川の 上つ瀬に
打橋わたし 淀瀬には 浮橋渡し
あり通ひ 仕へまつらむ 万代に
★ やませの くにのみやこは はるされば
はなさきををり あきされば もみぢばひほひ
おばせる いずみのかわに かみつせに
うちはしわたし よどばしに うきはしわたし
ありかよひ つかへまつらむに よろづよに
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★みそのふの ももきのうめの ちるはなの
あめにとびあがり ゆきとふりけむ
★ 御苑のたくさんの梅の木がの落花が
、天に飛びあがり雪の降ったことだろうか
・御苑生→旅人の庭園
・百木と梅→たくさんの梅の木
大伴家持
巻１７－３９０６
あめにとびあがり ゆきとふりけむ
★ 御苑のたくさんの梅の木がの落花が
、天に飛びあがり雪の降ったことだろうか
・御苑生→旅人の庭園
・百木と梅→たくさんの梅の木
大伴家持
巻１７－３９０６
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★あそぶうつつに たのしきにわに うめやなぎ
やなぎおりかざして おもひなみかも
★ 遊んでいる今の楽しい庭に梅や柳を折りかざした
なら物思いもないことだろう
・思ひなみかも→「なし」ミ語法
何の物思いもないだろうか
大伴家持
巻17－3905
やなぎおりかざして おもひなみかも
★ 遊んでいる今の楽しい庭に梅や柳を折りかざした
なら物思いもないことだろう
・思ひなみかも→「なし」ミ語法
何の物思いもないだろうか
大伴家持
巻17－3905
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★うめのはな いつはをらむと いとはねど
さきのさかりは をしきものかな
★ 梅の花を「いついつは折るまい」と避ける時はないが
咲き盛る時はとくに折るものがないようだ
・楽しき庭に→神の呪力によって理想的な
状態が実現されたさいの誉め言葉
・なみかも→「なみ」は、「なし」
大伴家持
巻17－3904
さきのさかりは をしきものかな
★ 梅の花を「いついつは折るまい」と避ける時はないが
咲き盛る時はとくに折るものがないようだ
・楽しき庭に→神の呪力によって理想的な
状態が実現されたさいの誉め言葉
・なみかも→「なみ」は、「なし」
大伴家持
巻17－3904
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★はるさめに もえしきみが うめのはな
ともにおくれぬ つねのものかも
★春雨によって燃え出した楊だろうか。
それともいつも梅の花という友に後れずに燃え出す楊
だろうか
大伴家持
ともにおくれぬ つねのものかも
★春雨によって燃え出した楊だろうか。
それともいつも梅の花という友に後れずに燃え出す楊
だろうか
大伴家持
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