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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ あらつのうみ  しおひみち  ときはあれど

     いづれのときにか  わがこひざらむ


★ 荒津の海は引き潮と満潮と時は決まっているが、いつの時とて

  私の恋しくない時がない時があるだろう

           ・いづれのと時か→「か」は反語で結ぶ

             恋しいのは特定の時はなく。たえず恋しいのだ

         巻17-3891

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★ わがせこを  あがまつばらよ  みわたせば

    あまをとめらが  たまもかりみゆ


★ わが背子をわが待つ松原から見渡すと、海人の

  娘たちの玉藻刈るのが見える

           三野石守

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★ ひとだまの  さあおなるきみが ただひとり

    あへりしあめよの  はひさおもほゆ


★沖遠い国を支配なさる君の塗形屋の船、黄に

 塗った屋形船が神の海峡を渡るよ


     ・人魂のさ青なる君が→「君」は死者か。

     ・逢へりし→主語「君」死者との出会い

     ・雨よ→「雨夜」の外出は、重大な禁忌。

         その侵犯ゆえに、死者と出会ってしまった

        巻17-3889

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★ おくつくに  うしはしくきみが  にぬりのやかた

     きぬりのやかた  かみがもんをとおる


★沖遠い国を支配なさる君の塗屋形の船、黄に塗った

 屋形船が神の海峡を渡るよ

     ・沖つ国→海の彼方に死者の世界を出した

     ・神が門→「門」は海峡の意だが、ここは現実の

          それではなく「海原」の意であろうな。渡るは通過する意味

       巻17-3888

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★あめなるや かぐらのをのに ちぐさかり

   くさかりばかに  いづらたつ


★天上にある神楽坂の小野で茅草を刈り、

草を刈る時に鵜を突然飛び立たせるよ

      ・天なるや→間投助詞

      ・刈りばか→草刈り場での中の

            自分で刈る範囲

       巻17-3887

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