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★ しおざいに いらごのしまへ こぐふねに いものるらむか あらきしまみを
★ 潮鳴りの中、いらごの島の周りを 漕いでいる舟に 愛しき人は 乗っているのだろうか
荒い島の流れの中を・・・・・・・
柿本人麻呂 巻1-42
■ わが背子は 何処行くらむ 奥つもの 隠の山を 今日か越ゆらむ
■ わがせこは いづくいくらむ おきつもの なばりのやまを けふかこゆらむ
■ 愛する夫は 今頃どこに行っているのだろうか? 奥まったなばりの山を 今日あたり
超えているのだろう・・・
当麻真人麿の妻の作れる歌 巻1-43
▲ 吾妹子を いざ見の山を 高みかも 大和の見えぬ 国遠みかも
▲ わぎもこを いざみのやまを たかみかも やまとのみえぬ くにとおみかも
▲ 愛しい妻のいるところを、さあ、見ようかと思ったが、いざ見の山が高くそびえて
妻のいる大和の国は見えない・・・いや・・遠い国に来たという事か・・・・
石上大臣のおほみともにして作れる歌 巻1-44