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★ あみのうらに ふなのりすらむ をとめらが たまものすそに しおみつらむか
★ あみの浦で船に乗って遊んでいるおとめたち・・・彼女らの美しい衣の裾が波に豊かに
たゆたっていることよ・・・美しい光景だなぁ・・・
柿本人麻呂 巻1-40
柿本人麻呂がいよいよ、登場し始めました。
万葉集の中では、この歌人を随一といわれる方もいらっしゃいます。
ちょうど、天武天皇から持統天皇・・・そして草壁皇子・・・文武天皇・・・と続く律令制度が確立されていく時代です。
天皇家・・又、その他の皇族の礼讃の歌が多く歌われています。
というのは、彼は生まれが凄くいいわけでなく、その歌人としての力量から、宮廷歌人として、
天皇にお仕えしていたのです。
天皇が行かれるところに付いて行って、天皇の詔(みことのり)を伺い、公の歌を作った訳です。
だから、俄然、天皇家礼讃の歌が多いわけです。
その中では、この歌は個人的な歌とだと思います。