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★ いもがいえも つぎてみましを やまとなる おおしまのねに いえもあらましを
★ 愛しいお前の家を、ずっと見ていたい。 大和の大島の山に、お前の家が
あればよいのになぁ
天智天皇 巻2-91
返歌
■ 秋山の 樹の下隠り 逝く水の われこそ益さめ 御思ひよりは
■ あきやまの このしたがくり ゆくみずの われこそまさめ みおもひよりは
■ 秋山の木の葉の下に隠れて流れる水のように、私の姿は見えなくても
天皇の思ってくださる思いの何倍もの心で、お慕い申し上げております。
鏡王女 巻2-92
この鏡王女の歌は以前も載せた事があります。
天智天皇のなんとはない歌より、意思のはっきりした返歌ですね。
そして、歌としても、優れています。木の葉が繁り、表からは見えないけれど、その下に
流れる川の豊かな水音が聞こえてくるようですね。彼女の思いのように・・・・・