忍者ブログ
万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
[110]  [109]  [116]  [115]  [114]  [113]  [112]  [121]  [120]  [119]  [118
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

PR

★ いあかして きみをばまたむ ぬばたまの わがくろかみの しもはふるとも

★ 眠らずにあなたを待ちましょう。 ぬばたまの実のように黒い髪に、霜が降りても・・・・


  黒髪に霜が降りるとは、白髪になるまでとも、考えられます。どちらにしても、そうまでしても

あなたさまを待ちます・・・という気持ちの表れです。
秋の田の 穂の上に霧らふ 朝霞 何処辺の方に わが恋ひ止まぬ
お友やん (2009年9月21日 08:53) | コメント(0) | トラックバック(0)

★ あきのたの ほのへにきらふ あさがすみ いつへのかたに わがこひやまぬ

★ 秋の田んぼの実った穂の上にかかる朝の霞のように、どのようにしても、私の恋の思いが

  晴れる事はない

                                         磐姫皇后  巻2-88

う~ん・・・・・・仁徳天皇のご寵愛をそんなに受けられなかったのでしょうか・・・

この4首は、磐姫皇后がお作りになったというよりは、嫉妬心で名高い磐姫皇后は、きっと

このようなお心もちであったにちがいないと言う事で、民謡のように歌い継がれてきたものを

磐姫皇后の作とした、という説もあります。

確かに、4首はまるで芝居の4幕のように繋がっていきます。

最初は、あなたを待ち続けるという思いが、山で石を枕に死んでしまいたいという思いから、

いや、ずっと待っていよう・・・白髪になるまでとなり、田の上の霞のように私の恋の思いは

晴れる事とてない・・・と、歌っています。

もし、全てが磐姫皇后の歌でないとしても、皇后が嫉妬深い人であったことは間違いないでしょう。

拍手[1回]

カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ブログ内検索
プロフィール
HN:
辻友子
性別:
女性
自己紹介:
万葉を歌う歌手、辻友子のブログ。くわしくはホームページを!
Copyright © 万葉歌手辻友子 All Rights Reserved.
Designed by 10p
Powered by Ninja Blog

忍者ブログ [PR]