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★ たまくしげ おほみをやすみ あけていなば きみがなはあれど わがなしおしも
★ 大切な櫛を入れるしまい箱に蓋をするように、人の噂に立っていない事をいいことに
夜が明けてからお帰りになると、いつか人に知られてしまいます。
あなたはそれで宜しいかもしれませんが、わたしは困ります。
鏡王女 巻2-93
この歌は、藤原鎌足が、鏡王女の元を、夜訪ねた時に、鏡王女が、詠んだ歌です。
昔は、男の方は、好ましく思う女性の家を夜の内に訪ね、夜が明ける前に、帰るのが
慣わしでした。
返歌
■ 玉くしげ みむまど山の さなかづら さ寝づはつひに ありかつましじ
■ たまくしげ みむまどやまの さなかづら さねづはつひに ありかつましじ
■ 大切な櫛をしまうしまい箱の蓋を開けてみましょう、みむまど山のさな葛のような、共寝を
しないでいるこなど私にはできません。
藤原鎌足は意外と色好みでしょうか・・・・失礼。
「さ」・・・・さなかづら→さ寝づ・・・と続きます。
ばれちゃってもいいじゃん、幸せならば・・・・ということかしらん