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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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師匠 藤岡宣男とも、レッスンで、いつも話していた。

「歌う」と言う事は、体にも心にもいい事しかないから、

いいよね・・・と・・


実際に、私は、6時半から7時には必ず起きるし、

(まぁ、家人を駅まで車で送るのが日課なので、

そうなってしまうのだが、)朝の太陽を見ると

もう、なんとも言えず幸せな気分・・・・


本当に、お天道様はありがたいものです。

でも、雨なら雨で、その日はひっそりと、

本を読んだり、片づけをしたり、それはそれで、

良いものです。雷なんて、大好き!!

ピカッと光ると、来るぞ、来るぞと妙に

興奮するのはなぜかしら・・・・私だけ??


話がそれました。

「歌う」と言う行為は、人間にとって、とても

自然な行為だと思うのです。

古代は、楽譜こそ無いけれど、

きっと、万葉集も語り?歌?・・・まぁ

今で言う何かわかりせんが、古代歌謡とでもいうのかな・・・

とにかく、歌っていたと思うのです。1300年も前の話です。


何しろ、西洋音楽の日本での歴史は、

たったの200年を過ぎたところ、

明治時代からの話です


確かに、織田信長の時代に、キリスト教の

伝来とともに中世ルネサンスの音楽は

入ってきたでしょう。しかし、それは、

今、一般に知られる西洋音楽と言われる物とは

違うものです。


正式に「西洋音楽」が輸入されたのは

明治時代・・・それも、正式にとはいえ、内容は偏った

ものでした。そして、その弊害は今も影響しています。


また、それました。

その昔、そう万葉の時代は、「和歌」は「祈り」であり、

「祈り」は「歌」でありました。

なにも、宗教がなくても、それでよかったのです。

祝詞を、今で言う神官様が詠み、

人々は、和歌を詠む・・・


それが、古代の日本人の「祈り」であり「歌」であったのです。

「歌」とは、ごくごく自然なものです。

農民は田植えの歌を歌います。労働の辛さを紛らわす為に、

豊作を祈る為に・・・・

こもりは子守唄を歌います。

祭りでは、お囃子とともに・・・・

地方特有の民謡も・・・・

「歌」はごくごく自然に、人間の生活に密着しています。

今は、都会で大声を出すと顰蹙を買いますから

みな、ひそひそと話します。

子供の遊ぶ声も「うるさい!」といわれます。

生活の音が歌が、無くなって来たのです。


便利になることで、様々なものを我々は失いました。

「自然に楽しく歌い、悲しみやつらさは半減し、喜びが倍になる」

と言うものから、かけ離れてしまってきています。

現代病の、理由の一つだと、私は思います。

そして、できたら、先頭を切って、その楽しさをそして、

日本語の美しさを伝えていけたらなぁと、思っています。



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