★ やまとぢの きびのこしまを すぎてゆかば
つくしのこじま おもほえむかも
★ 大和への道の途中、吉備の児島を通り過ぎてゆくときに、大宰府の児島の
ことがしきりと思い出されることです。
巻6-967 大伴旅人
さて、返歌をした、旅人のほうはさすがに余裕がありますね。だって、もともとの自分の場所である大和に戻れるのですから、男性としてこんなうれしいことはありません。
ここが、女性と男性のおもいがはっきりと分かれています。
吉備の児島は岡山県・・・それまでは、思い出さなかったの・・・と、女のいやみの
ひとつやふたつ言いたくなりますか?
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