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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★こころざし ふかくそめてし をりければ

     きえあへぬゆきの はなとみゆらむ

★花の咲くことを心待ちにしていたものだから、

 消え残っている雪が、花に見えてしまうのであろうか

       藤原良房(ふじはらよしふさ)

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★ はるたてば はなとやみらむ しらゆきの

    かかれるえだに  うぐひすのなく

★ 春になったので、白雪が花と思えるのだろうか?

  雪の降りかかった枝で、鶯が鳴いている

           素性法師

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★かくてぞ、花を賞で、鳥をうらやみ、霞をあはれび

露をかなしぶ心、言葉多くさまざまになりにける。

遠き所も、出でたつ足もとよりはじまりて年月を

わたり、高き山も、ふもとの塵土より成りて、天雲

たなびくまで生ひ上れるがごとくに、この歌も

かくのごとくなるべし。難波津の歌は、帝の御初め

なり。

★ そうして、花を愛でて、鳥を思い、霞を哀れみ

  露を哀しむ心、とりどりの言の葉として歌に

  詠まれるようになった。

  遠き道も踏み出す第一歩から始まって年月を

  重ねてたどり着き、高い山も、麓の塵土より

  始まり、天雲たなびくまで高く成長すると

  言われる通り、和歌も同様の発展をとげたのである。

  難波津の歌は、天皇を位におつかせする端緒に

  なった歌である。

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★ うめがえに きいるうぐひす はるかけて

   なけどもいまだ  ゆきはふりつつ

★ 梅の枝にやってきた鶯よ。お前は春を待ちかねて

  鳴くけれども、まだ雪は降り続いている

              詠み人知らず

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★すさのをのみことは、天照大のこのかみなり。

女と住みたまはむとて、出雲の国に宮づくりしたまふ時に、

その所に八色の雲のたつを見てよみたまへるんり。

  八雲たつ 出雲八重垣 妻ごめに 

        八重垣つくる その八重垣を

★ すさのをのみことは、天照大神の兄である。

 奇稲田姫と暮らそうと、出雲の国に宮殿をお造りなられた

 時に、そこに八色の雲が立つのを見て、詠みました。

     見事な雲が湧き出てきて、幾重もの垣のように見える

     私は妻を住まわせる邸を造って、幾重もの

     垣をめぐらせている。あの雲のように立派な垣を

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