忍者ブログ
万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
[3]  [4]  [5]  [6]  [7]  [8]  [9]  [10]  [11]  [12]  [13
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

PR
思ひてよめる

★はるくれば かりかへるなり しらくもの

   みちゆきぶりに ことやつてまし

★春になったので 雁が北の故郷へ帰っていく。

 雁が飛んでいく通い路を、行くついでに

 はるか北のかなたに居る我が友に、伝言をしてくれるだろうか

 ・・・・

        30   凡河内躬恒(おほしかふちのみつね)

・春に北方へ帰る雁を詠む事は、万葉集にはない。
 漢詩に多い主題で、古今集以後、よく取り入れられた。

拍手[1回]

★ をちこちの たづきもしらぬ やまなかに

   おぼつかなくも よぶこどりかな

★どこがどこだか見当もつかない山の中で

 たよりなげに人を呼ぶ呼子鳥が鳴いている

     29 詠み人しらず

拍手[0回]

★ ももちどり さへづるはるは ものごとに

   あらたまれども  われぞふりゆく

★ たくさんの鳥がさえづる春は、全ての事が

  若やいでくるけれども、私だけは老いてゆく

    28  よみ人しらず

拍手[0回]

★ あさみどり いとよりかけて しらつゆを

    たまにもぬける はるのやなぎか

★ 新芽をつけた緑の糸を垂らして、まるで玉を貫いたかのように

  白露を散りばめている。そんな春の柳です。

西大寺のほとりの柳をよめる   僧正遍昭(そうじゃうへんせう)

拍手[0回]

★ あさみどり いとよりかけて しらつゆを

   たまにもぬける はるのやなぎか

★新芽をつけた緑の糸を垂らして、まるで白露の玉を

 抜いたように、散りばめている、そんな春の柳である。

       27 僧正遍昭(そうじゃうへんぜう)

拍手[0回]

カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ブログ内検索
プロフィール
HN:
辻友子
性別:
女性
自己紹介:
万葉を歌う歌手、辻友子のブログ。くわしくはホームページを!
Copyright © 万葉歌手辻友子 All Rights Reserved.
Designed by 10p
Powered by Ninja Blog

忍者ブログ [PR]