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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ あしひきの やまぢもしらず

     しらかしの えだもとををに ゆきのふれれば


★ あしひきの(枕詞)山道もわからない。白橿の

   枝もたわむように雪が降っているので・・・

     巻10-2315 柿本人麻呂歌集

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★ まきむくの ひばらもいまだ くもいねば

    こまつがうれゆ あわゆきながる

★ 巻向の檜の林は、いまだに雲はかかっていないのに

   小松の先に、ぼたん雪が流れるように降ってくる。

    巻10-2314    柿本人麻呂歌集

沫雪→沫雪は、淡雪とは違って、水沫のような雪。春の例えに多い

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★ あしひきの やまかもたかき

   まきむくの きしのこまつに みゆきふりくる


★ あしひきの山が高いからか、巻向(奈良県桜井市三輪山の北)

  の、崖の小さい松に、雪が降ってくる。

    巻10-2313    柿本人麻呂歌集


 岸→この場合、崖・断崖

 み雪→ 「み」接頭語、神性を表す…天から降ってくるものだから。

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★ 我が袖に 霰たばしる

   巻き隠し 消たずてあらむ 妹が見むため


★ わがそでに あられたばしる 


    まきかくし けたずてあらむ いもがみむため

★ 私の袖に、霰が勢いよく飛び散る。袖で巻いて

  かくして、消さないでおこう。妻が見る為に・・・

      巻10-2312   柿本人麻呂歌集

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★ あまとぶや かりのつばさの おほひばの

   いづくもりてか しものふりけむ


★ 天空を群れ飛ぶ雁の翼の、空を覆う羽の

  どこから漏って霜が降ったのだろう。

     巻10-2238

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