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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ たがそのの うめにかありけむ
 
    ここだくも さきてあるかも みがほしまでに


★ この枝は、誰の庭園の梅の花だろうか・・・

   こんなにも咲いて、是非とも見たいものだ

      巻10-2327   花を詠める

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★ うめのはな まづさくえだを たをりてば

    つととなづけて よそへてむかも


★ 梅の葉なの真っ先に咲いた枝を、手折って、包んだお土産にして

  その枝を私になぞらえて、くれるかしら

      巻10-2326     花を詠める

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★ たがそのの うめのはなそも 

     ひさかたの きよきつくよに ここだちりくる


★ 誰の家の庭の梅の花びらなのだろうか・・・

  遠い空の彼方から、清らかに照らす月夜に

   こんなにもたくさん、散ってくることです。

      巻10-2325  花を詠める

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★ あきかぜの すえふきなびく はぎのはな

     ともにかざさず あいかわかれむ


★ 秋風が萩の葉末に吹いて、風に靡く萩の花を

   挿頭(かざし)にすることもなく、おたがいに別れるのだろうか・・・

     巻20-4515    大伴家持

 因幡の国主は、大伴家持にとって、左遷である。

 その別れの宴が、治部少輔大原今城真人(ぢぶせうふ

 おほはらのいまきのまひと)の邸宅で

 催された。

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★ あらたしき としのはじめの はつはるの

    けふふるゆきの いやしけよごと


★ あたらしい年の初めである初春の、今日降る雪のように

  善い事が次々と重なりますように・・・

    巻20-4516    大伴家持

この和歌で、万葉集は、終わる。

このとき、大伴家持は因幡の国庁の国主であった。

この和歌の後、大伴家持の和歌は一首も残されていない。

その後、27年間家持は生きていたが、彼が歌を詠んでいたかどうか

は、今でも解らない。

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