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★ こもりぬの したにこふれば あｓきたらず
ひとにかたりつ いむべきものを
★ 隠れた沼のように、ひっそりと、恋をしていると
満足できず、その事を人に話してしまった。
慎むべきものなのに
巻11－２７１９
ひとにかたりつ いむべきものを
★ 隠れた沼のように、ひっそりと、恋をしていると
満足できず、その事を人に話してしまった。
慎むべきものなのに
巻11－２７１９
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★ たかやまの いはもとたぎち ゆくみずの
おとにはたてじ こひてしぬとも
★ 高い山の岩の根元を激しく流れ落ちてゆく水のように
音に 立てて噂されるようにはしない。
秘めた恋に苦しんで死ぬような事があっても
巻11－2718
音には立てじ→世間を騒がせる
おとにはたてじ こひてしぬとも
★ 高い山の岩の根元を激しく流れ落ちてゆく水のように
音に 立てて噂されるようにはしない。
秘めた恋に苦しんで死ぬような事があっても
巻11－2718
音には立てじ→世間を騒がせる
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★ あさこちに ゐでこすなみの そとめにも
あはぬものゆゑ たきもとどろに
★ 朝の吹く東風に 堰を越す波がよそに
あふれるように、よそ目にも逢わないものを
滝もとどろくほどに噂ばかりが・・
巻11－2717
井堤越す波の→「井堤」は堰
あはぬものゆゑ たきもとどろに
★ 朝の吹く東風に 堰を越す波がよそに
あふれるように、よそ目にも逢わないものを
滝もとどろくほどに噂ばかりが・・
巻11－2717
井堤越す波の→「井堤」は堰
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★ たかやまゆ いでくるみずの いわにふれ
われてそいおもふ いもにあわぬよは
★ 高い山から流れ出てくる水が岩に触れ砕けるように
私の心も岩のように砕けるようだ。
妻に逢わない夜は。
巻11－2716
われてそいおもふ いもにあわぬよは
★ 高い山から流れ出てくる水が岩に触れ砕けるように
私の心も岩のように砕けるようだ。
妻に逢わない夜は。
巻11－2716
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★ かみなびの うちみのさきの いはふちの
こもりてのみや わがこひをらむ
★ 神の降臨する、打廻の突き出た鼻の岩に
囲まれた淵のように 、人目を忍ぶばかりで私は
恋しているのだろうか
神名備→神の降りる山
こもりてのみや わがこひをらむ
★ 神の降臨する、打廻の突き出た鼻の岩に
囲まれた淵のように 、人目を忍ぶばかりで私は
恋しているのだろうか
神名備→神の降りる山
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