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★ あられふり とほつおおうらに よするなみ
よしもよすとも にくからなくに
★ 霰がトホトホと降る、遠津（とほつ）の大浦に寄せる波のように
よしや、世間があの人のことを言寄せて噂したとしても
あの人が憎いというわけではないのに
巻11－2729
霰降り→枕詞→霰がトホトホと音を立てて降る～遠津（とほつ）
よしもよすとも にくからなくに
★ 霰がトホトホと降る、遠津（とほつ）の大浦に寄せる波のように
よしや、世間があの人のことを言寄せて噂したとしても
あの人が憎いというわけではないのに
巻11－2729
霰降り→枕詞→霰がトホトホと音を立てて降る～遠津（とほつ）
[0回]
★ あふみのうみ おきつしまやま おくまへて
わがもふいもが ことのしげけく
★ 淡海の海の沖の島山のように、未来を
心に期して、私が思う妻に対して人の噂が
激しいことです。
巻11－2728
奥まへて→未来を心に期して
沖と置くを掛けて
わがもふいもが ことのしげけく
★ 淡海の海の沖の島山のように、未来を
心に期して、私が思う妻に対して人の噂が
激しいことです。
巻11－2728
奥まへて→未来を心に期して
沖と置くを掛けて
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★ すがしまの なつみのうらに よするなみ
あひだもおきて わがおもはなくに
★ 菅島の夏身の浦の波が間を置いて寄せるように
あなたのことをたえず思っているわけではないのに・・
巻11－2727
あひだもおきて わがおもはなくに
★ 菅島の夏身の浦の波が間を置いて寄せるように
あなたのことをたえず思っているわけではないのに・・
巻11－2727
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★ かぜふかぬ うらになみだち あらぬなを
われはおへるか あふとはなしに
★ 風が吹かない浦に、波が立って、あらぬ噂を
私は立てられてしまった。逢うこともないのに
巻11－2726
あらぬ名→あらぬ噂を立てられるの意
われはおへるか あふとはなしに
★ 風が吹かない浦に、波が立って、あらぬ噂を
私は立てられてしまった。逢うこともないのに
巻11－2726
あらぬ名→あらぬ噂を立てられるの意
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★ しらまなご みつのはにふの いろにいでて
いはなくのみそ わがこふらくは
★ 白砂も美しい、三津の岸の黄土のようには色に出して
言わないだけです。私が恋していることは
巻11－2725
白真砂→真砂→細かな砂粒
いはなくのみそ わがこふらくは
★ 白砂も美しい、三津の岸の黄土のようには色に出して
言わないだけです。私が恋していることは
巻11－2725
白真砂→真砂→細かな砂粒
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