万葉歌手辻友子
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2024/11/23 (Sat)
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問答 巻19-4230「降る雪を 腰になづみて 参り越し 験もあるか 年の初めに」
★ ふるゆきを こしになづみて まいりこし
しるしもあるか としのはじめに
★降り積もった雪に腰までうずめながら参上した
甲斐があることよ。新年の初めに
大伴家持
巻19-4230
[0回]
2016/07/30 (Sat)
万葉たまゆら
問答 巻19-4229「新しき 年の初めは 弥年に 雪踏み平し 常かくにも」
★ あらたしき としのはじめは いやとしに
ゆきふみな つねかくにも
★新年の初めは、ますます、年ごとに雪を踏み平らにして
いつもこうして宴をしたいものよ
三方沙弥
巻19-4229
[0回]
2016/07/30 (Sat)
万葉たまゆら
問答 巻19-4228「ありつつも 見し給はむそ 大殿の この廻の 雪な踏みそね」
★ ありつつも みしたまはむそ おおとのの
このもとほりの ゆきなふみそね
★いつまでもご覧になるだろうぞ。この大殿のまわりの
雪を踏むな
三方沙弥
巻19-4228
[0回]
2016/07/30 (Sat)
万葉たまゆら
問答 巻19-4227 長歌
★大殿の この廻の 雪な踏みそね
しばしばも 降らぬ雪そ
山のみに 降りし雪そ
夢寄るな 人やな踏みそね雪な
★ おおとのの このもとほりの
しばしばも ふらぬゆきそ
やまのみに ふりしゆきそ
ゆめよるな ふりしゆきそ
★ 大殿のこのまわりの雪を踏むな
しばしばは 降らない雪よ
山にしか降らなかった雪だ
けっして近よるな。人よ。
踏むな。雪は。
三方沙弥
巻19-4227
[0回]
2016/07/30 (Sat)
万葉たまゆら
問答 巻19-4226「この雪の 消残る時に いざ行かな 山橘の 実の照るも見る」
★ このゆきの けのこるときに いざゆかな
やまたちばなの みのてるもみる
★ この雪がまだらに残る時に、さあ行こうではないか。
さあ、行こうではないか。山橘の実が輝くのを見よう
大伴家持
巻19-4226
[0回]
2016/07/30 (Sat)
万葉たまゆら
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