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★あまくもを ほとびふみあだし なるかみを
きょうにまさりて かしこけめやも
★天雲をばらばらに踏みあらして鳴る神も、今日以上
恐れ多いことでしょう
県犬養橘三千代
巻19－4235
きょうにまさりて かしこけめやも
★天雲をばらばらに踏みあらして鳴る神も、今日以上
恐れ多いことでしょう
県犬養橘三千代
巻19－4235
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★なくにわとりは いやしきなけど ふるゆきの
ちへにつめこそ われたちかねてね
★鶏は一層鳴き立てますが、雪が幾重にも積もっているので、
立ちあがれませんよ
大伴家持
巻19－4234
ちへにつめこそ われたちかねてね
★鶏は一層鳴き立てますが、雪が幾重にも積もっているので、
立ちあがれませんよ
大伴家持
巻19－4234
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★ うちはぶき とりはなくとも かくばかり
ふりしくゆきに きみいまさめやも
★羽を振って鶏は鳴こうとも、これほど
積もった雪に、あなたはお帰りに
なられるのでしようか
内臓縄麻呂
巻19－４233
ふりしくゆきに きみいまさめやも
★羽を振って鶏は鳴こうとも、これほど
積もった雪に、あなたはお帰りに
なられるのでしようか
内臓縄麻呂
巻19－４233
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★ ゆきのしま いわおにうゑたる なでしこは
ちよにさかぬか きみがかざしに
★ 雪の庭に植えた石竹花は、永遠に咲きつづけてほしい。
わが君の挿頭に。
蒲生娘子
巻19－4232
ちよにさかぬか きみがかざしに
★ 雪の庭に植えた石竹花は、永遠に咲きつづけてほしい。
わが君の挿頭に。
蒲生娘子
巻19－4232
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★ なでしこは あきさくものを きみがいへの
ゆきのいわおに さけりけるかも
★石竹花は秋に咲くはずものを。
あなたの家の、雪の岩に咲いたことだ
久米広縄
巻19－4231
ゆきのいわおに さけりけるかも
★石竹花は秋に咲くはずものを。
あなたの家の、雪の岩に咲いたことだ
久米広縄
巻19－4231
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