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★ 大君の 任のまにまに 級離る
越を治めに 出でて越し 大夫われすら
世間の 常し無ければ うち靡き
床に臥伏し 痛けくも 日に異に増せば
悲しけく 此処に思ひ出 いらなけく
其処に思ひ出 嘆くそら なけなくに
安けなくに 思ふそら 苦しきものを
あしひきの 山き隔りて 玉ほこの
道の遠けば 間使も 遣る縁も無み
思ほしき 言も通はず たまきはる
命惜しけど 為むすべの たどきをしらに
隠り居りて 思ひ嘆かむ 慰むる
心は無しに 春花の 咲ける盛りに
思ふどち 手折り挿頭さず
春の野の 繁み飛びくく
鶯の 声だに聞かず 少女らが
春菜摘ますと 紅の
赤裳の裾の 春雨に
にほひひづちて 通ふらむ
時の盛りを 徒に 過し遣りつね
偲はせる 君が心を
愛るはしみ この夜すがらに
寝もねずに 今日もしめらに
恋ひつつぞ居る
越を治めに 出でて越し 大夫われすら
世間の 常し無ければ うち靡き
床に臥伏し 痛けくも 日に異に増せば
悲しけく 此処に思ひ出 いらなけく
其処に思ひ出 嘆くそら なけなくに
安けなくに 思ふそら 苦しきものを
あしひきの 山き隔りて 玉ほこの
道の遠けば 間使も 遣る縁も無み
思ほしき 言も通はず たまきはる
命惜しけど 為むすべの たどきをしらに
隠り居りて 思ひ嘆かむ 慰むる
心は無しに 春花の 咲ける盛りに
思ふどち 手折り挿頭さず
春の野の 繁み飛びくく
鶯の 声だに聞かず 少女らが
春菜摘ますと 紅の
赤裳の裾の 春雨に
にほひひづちて 通ふらむ
時の盛りを 徒に 過し遣りつね
偲はせる 君が心を
愛るはしみ この夜すがらに
寝もねずに 今日もしめらに
恋ひつつぞ居る