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★ 島山を い行き廻れる 川沿ひの 岡辺の道ゆ
昨日こそ 我が越え来しか 一夜のみ
寝たりしからに 峰の上の 桜の花は 滝の瀬ゆ
散らひて流る 君が見む その日までには
山下ろしの 風な吹きそと うち越えて
名に負へる杜に 風祭りせな
★ しまやまを いゆきめぐえる かはぞひの をかへのみちゆ
きのふこそ わがこえこしか ひとよのみ ねたりしからに
をのうへの さくらのはなは たぎのせゆ ちらひてながる
きみがみむ そのひまでには やまおろしの かぜなふきそと
うちこえて なにおへるもりに かぜまつりせな
★ 島山を行きめぐって、流れる川沿いの丘に続いた道を通って
昨日こそ、私は越えてきたことです。
たった一晩のみ、寝泊りしただけなのに、峰の上の桜の花は
滝の早い流れに、散っては流れて行く。愛しいあなたが、
(その風景)を見るその日までは、山おろしの風が吹かないように
と峠を越えて、風の神を祭っている社に祈願をしましょう。
巻9-1751 高橋虫麻呂
昨日こそ 我が越え来しか 一夜のみ
寝たりしからに 峰の上の 桜の花は 滝の瀬ゆ
散らひて流る 君が見む その日までには
山下ろしの 風な吹きそと うち越えて
名に負へる杜に 風祭りせな
★ しまやまを いゆきめぐえる かはぞひの をかへのみちゆ
きのふこそ わがこえこしか ひとよのみ ねたりしからに
をのうへの さくらのはなは たぎのせゆ ちらひてながる
きみがみむ そのひまでには やまおろしの かぜなふきそと
うちこえて なにおへるもりに かぜまつりせな
★ 島山を行きめぐって、流れる川沿いの丘に続いた道を通って
昨日こそ、私は越えてきたことです。
たった一晩のみ、寝泊りしただけなのに、峰の上の桜の花は
滝の早い流れに、散っては流れて行く。愛しいあなたが、
(その風景)を見るその日までは、山おろしの風が吹かないように
と峠を越えて、風の神を祭っている社に祈願をしましょう。
巻9-1751 高橋虫麻呂