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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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何だか、高尚そうなクラシックと呼ばれる音楽は

実は、当たり前だけれど、ヨーロッパを中心とした

民族音楽である。

日本の民族音楽ではない。

日本での歴史は、本家本元の西洋のそれと比べると、

勿論、全く歴史が浅い。しかも、明治時代に

近代国家を作るため、焦っていろいろなものを、

輸入した・・・西洋音楽もその一つである。

日本の形として成してきた民族音楽の本家本元は雅楽であろう。

なのに、音楽を教える教員を育てる大学でさえ、分家にも

ならない西洋音楽を、中心に教える。

そして、元々、日本人が持っていた、リズム感や、

音に蓋をして、クラシック・クラシックと

呼ばれ、学ばされてきた。


私はその違和感を自分の欠点だと思っていた。

何しろ、西洋音楽が、何だか、一番なのだ・・・・


オペラの日本人の声の未熟さや、日本語の発音の

未熟さの原因はナンだろう・・・なんて、馬鹿みたいに

考えていたけれど、何のことは無い・・・自分の母国の

音楽ではないのだから・・・当たり前である。

外国人が着物を身に付けて、「あら、よく頑張って着てるけれど

なんだか、しっくりこないわね」と言う事と、

逆バージョンをやっているのだ。

とは言え、私は、西洋音楽、またはクラシック音楽と

呼ばれる音楽を否定しているのではない事を

解っていただきたい。


元来日本人の感性から生まれたものではない、他所の民族の

音楽なのだ・・・と言う事を理解して欲しいだけなのだ。

そうでないと、クラシックと呼ばれる音楽の世界は壊滅状態の

一途を辿るからである。

白人コンプレックス・欧州文化の崇拝から、クラシックのコンサートを

聴くのは、まるで知識人のような、ハイソな感じで、カチンコチンに

なって聞く。よく解らないけれど、ブラボーなんていってみたりする。


もうやめて欲しい。ショパンなんて、貴族のサロンで、みんなお酒や

食べ物をつまみながら、男女が口説いたり口説かれたりする場所で

弾いていたのだから・・・

西洋音楽と言う民族音楽にも、素晴らしい曲が沢山あるからこそ、

気軽に誰でも、そして、自分の感覚で聞いてほしい。

大体、音楽は、数学の方程式の様に解るものではないと思う。

感じるものだと思う。


ましてや、ダイレクトな歌声なんて、耳障りなものは聴いていられない。

そんなの、我慢して聞く必要など無いでしょう。高いお金払ってまで・・・


いい加減に、ソロソロ、自分が何人で、日本の歴史は、2013年なのに

西洋音楽が正式に輸入されてから、約240年しか経っていないと、

認識して欲しい。

音楽は楽しむためのもの・・・・そして、心を潤すもの・・


宮廷もないし、貴族サロンもない、日本で、西洋音楽を

何だか、高尚なものの如く、その音楽を演奏していた頃とは

全く違う場所(ホール)で、しかも、ほとんどが近代のモダン楽器で

弾いているものを聴くのは、ちょいとおかしくありません。


とある、芸大出身のピアニストが言っておられました。

ベートーベンの解釈はなんて、よく言うけれど、

ベートーベンに聞いたのか?って


これから、コンサート、リサイタルとか言わずに、

音遊会って付けようかなぁ・・・・・

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