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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ 玉襷 畝火の山の 橿原の 日知の御代ゆ 生れましし 神のことごと

  つがの木の いやつぎつぎに 天の下 知らしめししを 天にみつ 大和を置きて

  あをによし 奈良山を越え いかさまに 思ほしめせか 天離る 夷にはあれど

  石走る 淡海の国の 楽浪の 大津の宮に 

  天の下 知らしめしけむ 天皇の

  神の尊の大宮は 此処と聞けども 大殿は 此処と言へども 

  春草の 繁く生ひたる 霞立ち 春日の霧れる 

  ももしきの 大宮処 見れば悲しも


★ たまだすき うねびのやまの かしはらの ひじりのみよゆ あれましし かみのことごと

  つがのきの いやつぎつぎに あめのした しらしめししを そらにみつ やまとをおきて

  あをによし ならやまをこえ いかさまに おもほしめせか あまざかる ひなにはあれど

  いはばしる あふみのくにの ささなみの おおつのみやに 

  あめのした しらしめしけむ すめろきの

  かみのみことの おおみやは ここときけども おおとのは ここといへども

  はるくさの しげくおひたる かすみたち はるひのきれる

  ももしきの おおみやどころ みればかなしも

★  うつくしい襷をかけたような畝火の山の 初代天皇の時、橿原を都と定めた時より

   ずっと、お生まれになりつづけた現人神の全てが、 栂の木のように 

   次々と天下を統治なさったのですが、天に満ちる大和を置いて、 青丹よき奈良山を越え

   どのようなご配慮からか、天道遥かな田舎ではあるが、岩清水のほとばしる近江の国の

   楽浪の地の大津の宮に 天下をお治めになったという天皇の大宮は、ここと言うが

   春草が生い繁り、霞が立ちこめて春の霧が漂っているももしきの大宮あたりは

   見ると悲しい気持ちがするものです


 ふぅ~当たり前ですが、長歌は長いですね・・・・・

 やはり、細かな分析は専門の方にお任せするとして、

 私は歌うたいなので、ひたすらに音「おん」に拘ることにします。

 無心に読むと・・・・何か見えてくるかもしれません・・・何か感じられるかもしれません・・・・

   

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