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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ きみがために かみしまちざけ やすののに ひとりやのまむ ともなしにして

★ あなたの為に、醸した待酒(来客の為に用意したお酒のこと)を安の野で独りで飲むのだろう

  友もないままに・・・・

                             巻4-555   大伴旅人

昔はお米を噛んで、唾液の酵素で発酵させてお酒を作ったそうです。

カムながら・・・・神ながら・・・・という言葉が有りますが、何か関係があるのかな??

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★ いにしへの ひとのきこせる きびのさけ やめばすべなし ぬきすたばらむ

★ 昔の人が召し上がれた名高い吉備のお酒ですが、病気の身では無用なものです。

   そちらの名産の貫簣を頂戴いたします。

                       巻4-554   丹生女王

貫簀・・ぬきす・・・は手洗いのたらいの上に掛けて、注いだ水が跳ね返らないようにする

竹細工で、筑紫の特産品だったようです。大伴旅人より、贈られたお酒より、あなたを思って

病にさえ臥せって居るがごとき私には無用のものです、と歌われています。

特産品を受け取っても仕方がないという、失礼な歌を送りながら、それほど、あなたの事を

思って居るというおなあ後頃を伝えて居るかのようですね・・・・

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★ あがきみは わけをばしねと おもへかも あふよるあはぬよ ふたつゆくらむ

★ あなたさまが、私を死ねとお思いになっていらっしゃるのでしょうか・・・・逢う夜と逢わぬ夜が

   交互に二つ過ぎて行き翻弄されます。

                       巻4-552      大伴宿禰三依(おおとものすくねみより)

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★ あまくもの そくへのきはみ とおけども こころしゆけば こいふるものかも 

★ 天雲の遠ざかっていく果てにあなたはいらっしゃるのだけれど、心が通い行くので、

  恋しく思われるものなのでしょうか・・・・・

                    巻4-553     丹生女王(にふのおほきみ)

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★ あめつちの かみもたすけよ くさまくら たびゆくきみが いえにいたるまで

★ 天地の神も助けて守ってください。草を枕の旅行くあなたが、家に帰りつくまで

                          巻4-549      ???

太宰弐石川足人朝臣(だざいのせうにいしかはのたりひとのあそみ)が転任するときに、別れの

宴で歌われた3首の1首目

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