★　きみにこひ　いたもすべなみ　ならやまの　こまつがしたに　たちてなげくかも

★　あなたが恋しくてどうしようもないので、奈良山の木立の下に立って嘆いています

　　　　　　　　　　　　　　　　　　巻４－５９３　　　　笠女郎

ちょっと、今までの歌全て、大伴家持に捧げる歌です。以後も続きます。

モテルって自慢したかったのかな・・・編纂者だし・・・・・

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★　わがやどの　ゆふかげくさの　しらつゆに　けぬがにもとな　おもほゆるかも

★　我が家の庭の夕影草の白露のように、消えてしまいそうなほどあの人がむしょうに思われて

　　ならない

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　巻４-５９４　　　　笠女郎

禁断の恋でしょうか・・・ここまで、歌うというのは・・・全部で２４首です。

[1回]

★　わがいのち　またけむかぎり　わすれめや　いやひにけには　おもひますとも

★　我が命が無事である限り、忘れる事は無いでしょう・・・日ごとにますます、

　　思いの増すことがあっても・・・・

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　巻４－５９５　　　　笠女郎

[7回]

★　やほかゆく　はまのまなごも　あがこいに　あにまさらじか　おきつしまもり

★　八百日もかかっていくほどの浜の砂の数だって、けして我が恋にまさることはないでしょう。

　　遠くから見ている、沖の島守さん・・・どう思いますか？

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　巻４－５９６　　　　笠女郎

笠女郎（かさのいらつめ）は、ちょっと大袈裟な性格かしら・・・いまいち、切々と恋心が伝わると

いうか・・・ちょっと、私はこんなにあなたの事を思っているのに何よ・・・的な、歌ですよね

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★　しゅりけんを　おりてあそびし　こどもらを　やさしくつつむ　あきのあまおと

★　いつもは煩く騒ぐ子供たちが、秋の雨の夜は、仲睦まじく折り紙を折っている

　　雨音はあたたかく彼らを見守るように包んでいる・・・・

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　津路　知子

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