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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ あしへなる はぎのがさやぎ 

     あきかぜの ふきくるなへに かりなきわたる


★ 葦辺に咲いている萩の葉がざわざわと音をたてて

  秋風が吹いてくると共に、雁が鳴いて渡っていくよ。

    巻10-2134     雁を詠める

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★ あきのたの わがかりばかの すぎぬれば

    かりがねきこゆ ふゆかたまけて


★ 秋の田んぼの私の収穫も終わったことだ

   雁の鳴く声が聞こえるよ・・・冬のしたくも整って

   もう間近だ

     巻10-2133    雁を詠める

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★ 我が宿の いささ群竹 吹く風の

   音のかそけき この夕べかも


★ わがやどの いささむらたけ ふくかぜの

   おとのかそけき このゆうべかも


★ 我が家の庭の、小さな竹林にそよそよと

  吹く風の 音もささやかな今日の夕暮れかな

       大伴家持

 万葉集は、自然の中に、人の生き死に、哀しみ

 喜び、全てを、映し出します。

 この和歌も、情緒的な言葉は、何一つ無い・・・

 ただ、ささやかな竹林に夕暮れに風がそよそよ

 吹いている・・・としか、詠んでいないけれど、

 だからこそ、余計に、切なさや、淋しさ、そして、

 もっと言えば、人生の無常とでも言うものを

 感じます。

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★ あまくもの よそにかりがね ききしよりは 

    はだれしもふり さむしこのよは


★ 天雲の彼方に雁の音を聞いて以来、

  うっすらと霜が下り、寒いことです・・・今夜は

    巻10-2132  雁を詠める

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★ さをしかの つまどふときに つきをよみ

    かりがねきこゆ いましくらしも


★ 牡鹿が妻問いをする時に、月が美しいので

   雁の鳴き声が聴こえる。今こそ雁が

   やってきたのだろう。

     巻10-2031  雁を詠める

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